ご隠居さん:自我や世間の枠にとらわれず、社会の潤滑油となりたいものです。 AI時代は 人間らしい自由な発想がカッコいい

年を重ね、経験を積むにつれ、その時々の思いも変わっていく。その足跡を残しておくために

まる3ケ月

2009年07月01日 | 私生活 雑感
娘を失って、今日でちょうど3ケ月経った。
哀しみは癒えることはなく、虚しさがつのる。
身内、友だちなど、多くの人たちの愛に支えられて、この間をなんとか過ごせてきた気がする。
子に先立たれた傷つきやすい心で、日ごろ気づきもしなかったいろいろな思い遣りの心を深く感じるようになった。
1ケ月足らずで、仕事を再開し、各地に出かけているので、少しは元の生活に戻りつつあるが、家内は最近やっと、一人で家で過ごせるようになった。
でも、娘の部屋には一回も入れず、愛用の自転車など目に付くものは処分したり、クローゼットにしまい込んでいる。
秋田、大阪、甲府など僕の仕事先に同行もするが、見知らぬ地での昼間の時間が苦しみに代わるようだ。
息子の家で孫のお守りも気がまぎれるが、2,3日もすれば疲れがたまり、近くのホテルに移ったりしている。
母と娘はお互いに身体の一部、父と娘の関係とは全く違うことを思い知った。

この取り戻すことのできない現実に打ちのめされているのは僕も同じ。
2009.6.24のメモ:
旅先のホテルで思ってみても、
帰宅して娘の部屋に明りをつけても、
やっぱり娘はいない
この世は何とはかないことか
娘よ、一体どこに行ったの
きっと、天国とかどこかで笑っているんだよね
こうして いつまでも 涙とともに娘のことを
思い続けるだろう

先週は、娘の学生時代の仲良し3人がお参りに来てくれた。
娘の人生を豊かに実らせてくれて、本当にありがとう
焼肉屋で話がはずみ、みんなと共に青春を悩み、楽しんだりした思い出の一片を知ることができ、親としてうれしい限り。
何となく 救われる気がする。
「お父さんのことを、よく話し、尊敬していて、かわいいとこがあると言ってましたよ」と彼女たちが慰めてくれた。
こういう結果になることが分かっていれば、もう少し優しくしてやったのに・・、と悔いることが多い中で、正直少しはほっとできた。
家内も、自分の知らない娘の一面に触れることができ、久しぶりによくしゃべり、冗談もでていた。
親が思っている以上に、結構活動的だったらしく、救われる。
6.21父の日、僕が仕事でいない時に、ひょんなことから、
息子一家、家内と妹でペットショップで、ミニチュア・ダックスフンドを買ってきたが、今や我が家の主役になりつつある。
どうしても、暗くワンパターンになりがちな二人の生活に、生気と癒しが生まれている。
思いがけないGood Ideaに感謝!















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