ご隠居さん:自我や世間の枠にとらわれず、社会の潤滑油となりたいものです。 AI時代は 人間らしい自由な発想がカッコいい

年を重ね、経験を積むにつれ、その時々の思いも変わっていく。その足跡を残しておくために

子どもと遊び

2007年06月17日 | Weblog
子ども(1歳過ぎの孫だが)の成長には驚く。
5月の連休前に一人でヨチヨチして、外歩きを覚えたと思ったら急に足取りがしっかりしてきた。
帽子をかぶせると、外に連れて行ってもらえるとドアを指差してせかせる。
道路沿いの枯葉や石をつまんでは口に入れようとする。
花をサラのような目で見入る。その関心と動作の一つ一つが、大人に取っても実に新鮮な驚きになる。

出来合いのオモチャは最初だけで、余り見向きもしない。
毎日の経験が、脳の回路を作っているんだな、と何となく納得させられる。
”三つ子の魂百まで”というが、どうなんだろう?

そう思っていたら、先週実家に帰省した折、自分の子育ての時の古い本が出てきた。
「子どもと遊び」かこさとし著:当然読んだはずだが、孫の成長に付き合っているとなるほどと思えてくることばかりだ。
(1980年頃の発行なのでその後の研究で多少の修正があるかもしれないが・・・)

かしこい脳が作られる秘密:
・美しい心、魂などというものは脳の働きが生み出したもの
・赤ん坊が生まれたときに140億の大脳細胞の数は、成人になっても変わらない。
・ではなぜ生まれたてのとき400g→成人の1400gと増えるのか?
 その理由は、脳細胞の突起が増え、神経線維がのびて絡み合い複雑な網目を作っていくからだという。まるでコンピューターのソフトやデータ回路
・脳の重さの増え方で、急上昇する時期:
 それが0-3歳/5-7歳/10-12歳で20歳頃までゆっくりと増えるが、それ以後は増えず、40-50歳からは減っていくという。
 ”三つ子の魂百まで”というのは科学的にも根拠があるという訳だ。

生まれたて原始反応:
 ・もっとも大きな刺激は「肌による接触」「スキンシップによる大脳への刺激」
 ・見えるようになった子どもには、「顔の表情」が非常に大切。
それもまっすぐ正面を向いた顔、信号としての目・口・鼻などの配置。

三歳までに重要なこと:
 ・子どもはけっして「自然に」かしこくはならない。
 ・新生児の原始反応→次の高級な反応→この上に意識的な行動と進化
 ・その間の環境・外界の刺激をそのまま何でも取り入れ、それに応じた行動を試して行く。(→大人のしぐさ、話し方など実によくマネをする。先週、孫が扇風機を足で触れていたが、ヨメがスイッチを切るときのマネとかで恥じていた。)

その他:
・ことばの作用、手や指の運動、身体を使い運動することは、大脳の発達を促進する。
 ①遊び:本能・生理・身体的要求の満足
 ②家庭:自然・社会とのふれあい/豊かな生活経験
 ③学校:ことばによる思考の刺激/自主性のある学習
という石段の基礎(①遊びや②家庭)がしっかりしているほど、健やかでかしこい子どもとして高いところへ達することができる。

以上は、自分自身、2人の子育ての経験からも、納得のいく内容に思える。
























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1 コメント

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タケです。 (タケ)
2007-06-19 11:35:28
はじめまして。こんな人いるんだねぇ。
http://mega-r.com/u/freePage.php?id=box002&pid=1&breakcode=2261
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