ご隠居さん:自我や世間の枠にとらわれず、社会の潤滑油となりたいものです。 AI時代は 人間らしい自由な発想がカッコいい

年を重ね、経験を積むにつれ、その時々の思いも変わっていく。その足跡を残しておくために

緊急事態解除(英雄ごっこ?)

2020年05月26日 | 政治 経済 社会 憲法
安倍首相が予定通り全国的な解除宣言を行った。
会見はいつものとおり、これと言って中身がなく自画自賛に終始し、まるで英雄ごっこ!かオリンピックの招致コンペのようだった。



とにかく表現が大時代的、「世界的にも厳しい基準をクリア/2次補正を含め200兆円:GDPの4割:空前絶後の世界最大の対策/100年に一度の危機から日本経済を守り抜く/わずか1ケ月半でほぼ収束させ日本モデル(大阪モデルに対抗?)の力を示した」一体誰に向かって言っているのだろうか?
自粛と休業で苦しんでいる人々には響くはずがない。そもそも自粛と言いながら、解除というのも何か変だ。
安倍首相の根本の欠陥として”国民との対話能力の低さ”を挙げ、柳田邦夫著「気づきの力」を引用した記事が的を得ている。
曰く「事の本質に気付くか否かを分けるものは人間の感性である。感性は現場を踏み人間に触れて磨かれる」



ウチにも昨日やっとアベノマスクが届いた。思ったより小さいので、バラして作り直すと言う。予算といい不良品といい 納期といい実にお粗末!購入費184億円、配送費76億円とは信じられない感覚!
給付金はいつになるやら!



黒川検事長問題も、検察庁法改正廃案と黒川氏の訓告処分-辞職で何とか収まった感じ!
ついに安倍政権の支持率が30%割れ、休みで政治に接する時間が増えたことも影響したらしい。

コロナ自粛で、無駄な業界がいかにはびこって来たか?よく分かる。
イオンなどアメリカ式の大型商業施設やインバウンド観光、非効率な医療体制もさることながら、東京オリンピックがその最たるものでは?
家計を圧迫する学習塾、処方箋を出してもらうだけの町医者診療、これからAIやオンラインで効率的になって欲しい。
リモート会議は仕事だけでなく、孫との勉強でもEXCEL の画面を見ながらグラフを作ったり思ったより使える。
一部では人間にとって一番大事な一次産業(林業、農業、漁業)を見直す動きがあるようで楽しみです。
前職で農業機械を担当していたので、コンバインや田植え機の新製品フォローで鹿児島から米どころ秋田まで農村を回ったことを思い出す。
多い時には全国で400万戸以上の農家がコメ作りを中心に農業に従事していたが、今や30万戸を割り、専業農家は10数万戸にまで衰退している。
自給率も40%を割り、いずれ襲ってくるといわれる食糧危機の備えが急務と言われて久しい。
黒川検事長問題で公務員の定年延長が趨勢のように言われるが、個人的には定年延長よりも転職しやすい社会への転換に向かって欲しい。60過ぎて同じ組織でやりたいことなど持てるはずが無い?
人生100年時代というなら、一つの会社で現役を終える弊害が問題だ。
身近にもリタイア後の会社人間としての染みついたバリアが、自由な発想と生き方を邪魔している人が多いように思える。
これは実に不幸なこと!
今回の政府とか厚労省の発想や処理能力を見ても、現場から遠い彼らがいかに生き生きと仕事をしていないか、よく分かる。アベノマスクは典型!
今回の黒川問題とそっくりな財務省佐川案件でも、個人を抹殺する組織の病理がモロに出ているように思う。



民間企業も50代が改革の邪魔をしていることが多いはず。当人にとっては「飼い殺し?」
一時40歳定年説が話題になったが、要するに自分の適性と能力を最大限発揮できる人生の再構築という意味で期待できる。





コロナ後の社会は、想像以上に激変していくはずだ。安易な事業展開を繰り返して来た大企業も倒産、縮小で失業者を大量に社会に排出?せざるを得なくなる。
せめて、蓄えて来た内部留保(460兆円とも言われるが)を解雇-再出発持参金?として生かして欲しいものだ。
日頃から自分の生き方ややりたいことを深く考えている人にとっては、決断の時、ガンバッテ現役の皆さん!
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