ご隠居さん:自我や世間の枠にとらわれず、社会の潤滑油となりたいものです。 AI時代は 人間らしい自由な発想がカッコいい

年を重ね、経験を積むにつれ、その時々の思いも変わっていく。その足跡を残しておくために

懐古苑

2014年11月15日 | 旅 行事
高崎と長野での仕事の間に1日の空きができ、帰宅せずに移動日にした。
翌日は晴れわたった空に誘われ、高崎からの新幹線をやめ、横川経由で碓氷峠越えに!
          。
明治18年当初は、おにぎり弁当だったとか

アプト式鉄道は今では遺跡、往復12kmのハイキングコースで楽しめる。
バスで35分、峠を越えると軽井沢、駅前のアウトレットの駐車場も相変わらず埋まっている。
人口スキー場をバックに記念撮影したり、中国人のグループが目立つ。
浅間山に白い雲がくっきり、しなの鉄道はいつものどかな感じ。小諸で下車し、一度は見てみたかった懐古園に。
重文の三の門を入ると、「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子 かなしむ・・・」 島崎藤村の「千曲川旅情のうた」の世界に踏み入る。
藤村は、わずか7年の小諸在住の間、小諸塾で教えたり、千曲川のスケッチなど自然観察のもとを培ったようだ。
自然な河原の石を積み上げた野面積の石垣、アップダウンの富む地形に藤村記念館、本丸跡に旧藩士が創建したという懐古神社
もみじ谷に掛かる二つの橋の下には、赤や黄色の落ち葉の深い海・・・    
               情緒あふれる城址公園 

小諸市出身の小山敬三画伯(文化勲章受賞)の寄贈になる美術館からの千曲川の眺めは実に味わい深い。
藤村に勧められてパリに絵を学び、浅間山や姫路城など日本文化をテーマに、力強いダイナミックな画風が印象的だ。
小諸城は、駅の上手に広がる城下街より低く、窪城と言われるらしい
戦国時代、武田信玄の攻略に合い所領となり、軍師 山本勘助も縄張り(設計)に関わり、小諸城の原型ができたという
眼下に千曲川の曲がりくねった流れが何とものどかな感じ・・・
     
この公園のすぐ隣に、何故か 寅さんと山田洋二監督の記念館があった
あとで調べたら、地元の電気工事会社の社長さんが2.5億円をかけて設立。小諸は「寅次郎サラダ記念日」の舞台になった。


新幹線に比べ 久しぶりに 旅した気になった。

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