ご隠居さん:自我や世間の枠にとらわれず、社会の潤滑油となりたいものです。 AI時代は 人間らしい自由な発想がカッコいい

年を重ね、経験を積むにつれ、その時々の思いも変わっていく。その足跡を残しておくために

サクラは戦後の象徴

2007年04月01日 | Weblog
昨日は朝小雨、夕方は強風だったのに、今日は春の陽がさして
風も無く、まさに花見日和♪

サクラ咲く!満開で近くの公園は花見客でいっぱいだった。
開花宣言と同じなので、多分ソメイヨシノだろう。
ぱぁっと回りが華やかになり、気分もうきうきしてくるから不思議、
多分そんな遺伝子が組み込まれたんだろう。

江戸時代(幕末)に江戸・染井村(現駒込)で交配した種(クローン)がルーツだとは知っていた。それ以前に有名な吉野桜にちなんだソメイヨシノと命名。
しかし、今のようにソメイヨシノが爆発的に全国に普及したのは、戦後のことらしい。苗木が安く、10年で花をつけ、繁殖も容易(ツギキや挿し木)な点が好まれ、今では80%がソメイヨシノだという。(「桜が作った日本」佐藤著)

高度成長とか列島改造などで、申し合わせたように公園、河川敷、沿道に桜が
植えられた。(開発とset?)

団地などの都市開発と同じで、日本人のお家芸を生かしてみんなで”桜前線””開花予想”を愉しんでいるのかもしれない。

ぱぁっと咲いて、ぱぁっと散る、これがわれわれ日本人の潔さ。
戦争でも、受験でも、過ぎたことを悔いても仕方ない。
水に流して、一から出直そう!

合理的に粘り強く、失敗した原因を突き止め、その上で
これからの方向を決める、というプロセスが少ないように思う。

そしてサクラ散り、また過去を水に流して出直すことになる。
戦後の再出発にもふさわしい花、それがソメイヨシノだったんだろう。





















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