今月初めから、心筋梗塞で2週間の入院を経験し、まだ経過観察中。
3日の深夜、これまでにない胸の痛みで
自宅から7~800mの国立病院に駆け込み、急性心筋梗塞の疑いということで、
救急車を手配してくれ、すぐ近くの都立病院に。
カテーテルでステント施術、その後痛みはなくなったが、そのまま入院。
その前夜10分、前々夜5分くらい、異様な胸の痛みがあったけど、しばらくすると納まったので
そのままにしておいたのが残念! 3回とも、入浴、就寝後2時間ほどの安静時に発症している。
2日間は、ICU(集中治療室)で心電モニター、点滴、導尿など、パイプをつけられ、まさにスパゲッティ状態。
カテーテルの直後数日間は、心臓が豆腐のようにもろくなるらしく、ベッドからは出られない。
何から何まで、若い看護師さんが世話してくれ、王様気分。
彼女たちは、機敏な体育会系、てきぱきと姉御肌系、愛くるしい笑顔の純情系など、暗い気分をしばし忘れさせてくれます。
(大事な時に不謹慎極まる??)
掃除の方の気持ち良い挨拶、看護師さんの勤務交代の都度「○○と▽▽です。よろしくお願いしまあす」と、溌剌とした挨拶など引っ切りなしで、退屈する間もないくらい。
みんな、天職というか、細かいところに気が付き、ふさぎがちになる気分を明るくしてくれる。
よく、高校生くらいの女の子が「介護士になって役に立ちたい」と夢を語っていたのを思い出す。
自分には、若い頃、他人のために使命感を持って仕事を選んだという記憶はないので、その点 感動すら覚える。
一つの気がかりが、締め切りが15日の確定申告、e-TAXでやっているので、できれば15日の締め切りまでに仕上げたいこと。
8日目に、一人で歩ける許可が出て、PCのできる部屋に移動(有料)でき、何とか申告が間に合った。
まだ、心電図が完全でないようで、「しばらくゆっくりして下さい」
と、目のくるっとした担当の若い先生。
コレストロールの高い食事もせず、テニス、ウォーキングなど運動するし、毎年の健康診断でも異常なしだったので、まさかの心臓の病!!
手当が遅れると命にかかわるということを、後でNetで知り、まさか!という気がぬぐえなかった。
歯医者の予約をキャンセルしてもらったら、わざわざ大先生が電話してくれ「私も52才で経験して、73まで再発してないから大丈夫ですよ」 気遣いがありがたい。
もう一つの問題は、仕事を続けるかどうか?
家内は、常々「もう仕事辞めたら」と言い、この機会にと押してくるが、もう少しやり残した感じがあり、
2ケ月だけキャンセルすることに。
4人部屋の同室のため、患者それぞれの人生模様?が伺える。
あぁあ!というため息の後、「子どもには何もしてやらなかった!ダメなオヤジだったなぁ」というつぶやき。
その隣の入院の常連さんは、薬科大生の取材に「先生も分かって処方しているんじゃないでしょ。国のガイドと薬屋の言うとおりにやった方がリスクを取らずに済むし、、、」薬効と副作用についてもついてもやけに詳しい。
みんな、持病が快方に向かわないことに絶望しているのだろうか。
何十年も、看護の女性たちと同じように使命感を持ち続けて、ホスピスの仕事をしている人のことをNetで知った。
曰く、「”お迎えが来る人”とどう関わり合うか? 寄り添うとか、あたたかな人間性とかいう、抽象的な言葉では介護者一人ひとりには伝わらない。」という。彼は、高校時代に「ファウスト」を読んで、”一人では幸せになれない”と直感して、この仕事に進んだという。
Expertだけがわかる言葉ではなく、子供にもわかる言葉! 苦しみを通して人は学ぶ、何気ないことがうれしい!
「今日が最後の日だと思って生きる」そういう文化を創って行きたい!
若い頃の発心もさることながら、それを何十年も貫いていることに驚きと敬意を抱かずにはおれない。
歩く許可が出てから、食堂で食事をするようにしたら、同年代の方と友達になった。
土木技術者だったとかで、血液の治療のため、毎月1週間くらい入院しているという。
「我々の若い頃は、自分のことばかりで会社を決め、定年までも他人様のために何かを続けてきた思いはないですね。
その点、医療関係の今の若い人たちは次元が違いますね」と、お互い快適な入院生活ができることに感謝。
体温測定などで、食堂に遅れると、「今日は何かあったんですか」と心配してくれる。
予定通り、2週間で無事退院する時には、何となく名残惜しい気がした。
医師は、毎日キチンと薬を飲むこと、この機会に禁酒、間食はしないこと、を家内の前で宣告?!
言うことを聞かなそうな患者と見て、前日の話の分かる感じから 一変したのかも知れない。
退院の翌日、春の陽気に誘われ、こっそり自転車で遊歩道に出た。誰もいないので、つい口笛でごきげんな気分を満喫。!!
入院上がりはの身には、何でもない日常がしみじみありがたく感じられる。
翌日、家に良く出入りする小3の女の子が、「ママが『おじさんが、口笛吹いて自転車に乗ってたよ』って、言ってたよ」だって。さぞ可笑しかったことだろう(ハズカシイ)
心筋梗塞の直接の原因は、動脈硬化で その要因は 高血圧 -高脂血(悪玉コレステロール) -糖尿 -ストレス -喫煙 らしい。
血液検査他 特に異常は無いが、悪玉コレステロールを下げること、糖尿に注意すること、を医師に忠告された。
何と言っても一番は 『老化』なんだろう。
今までは、暴飲暴食や不規則な生活でも、内蔵が何とか処理してくれていたけど、膵臓も肝臓も機能が衰えて来る。
食や病気のことに関心を持ち、生活習慣を見直すいい機会だと思う。
ローマの雄弁家:キケロの「老年の豊かさについて」が参考になる
〈老人が惨めに思える四つの理由〉として、次の4つを挙げ、一つひとつ具体的に反論している。
1、老人はすることがない
2、体力がない
3、何の楽しみもない
4、老人は死に直面している
今のところ、2、以外は当てはまらないが、自然の成り行きとして、
少年期の虚弱さ/ 青年期の元気良さ/ 壮年期の重々しさ/ 老年期のまろやかさ、
を勧めている。
老年の豊かさは “まろやかさ”を本文とすべし、と反省させられる。
3日の深夜、これまでにない胸の痛みで
自宅から7~800mの国立病院に駆け込み、急性心筋梗塞の疑いということで、
救急車を手配してくれ、すぐ近くの都立病院に。
カテーテルでステント施術、その後痛みはなくなったが、そのまま入院。
その前夜10分、前々夜5分くらい、異様な胸の痛みがあったけど、しばらくすると納まったので
そのままにしておいたのが残念! 3回とも、入浴、就寝後2時間ほどの安静時に発症している。
2日間は、ICU(集中治療室)で心電モニター、点滴、導尿など、パイプをつけられ、まさにスパゲッティ状態。
カテーテルの直後数日間は、心臓が豆腐のようにもろくなるらしく、ベッドからは出られない。
何から何まで、若い看護師さんが世話してくれ、王様気分。
彼女たちは、機敏な体育会系、てきぱきと姉御肌系、愛くるしい笑顔の純情系など、暗い気分をしばし忘れさせてくれます。
(大事な時に不謹慎極まる??)
掃除の方の気持ち良い挨拶、看護師さんの勤務交代の都度「○○と▽▽です。よろしくお願いしまあす」と、溌剌とした挨拶など引っ切りなしで、退屈する間もないくらい。
みんな、天職というか、細かいところに気が付き、ふさぎがちになる気分を明るくしてくれる。
よく、高校生くらいの女の子が「介護士になって役に立ちたい」と夢を語っていたのを思い出す。
自分には、若い頃、他人のために使命感を持って仕事を選んだという記憶はないので、その点 感動すら覚える。
一つの気がかりが、締め切りが15日の確定申告、e-TAXでやっているので、できれば15日の締め切りまでに仕上げたいこと。
8日目に、一人で歩ける許可が出て、PCのできる部屋に移動(有料)でき、何とか申告が間に合った。
まだ、心電図が完全でないようで、「しばらくゆっくりして下さい」
と、目のくるっとした担当の若い先生。
コレストロールの高い食事もせず、テニス、ウォーキングなど運動するし、毎年の健康診断でも異常なしだったので、まさかの心臓の病!!
手当が遅れると命にかかわるということを、後でNetで知り、まさか!という気がぬぐえなかった。
歯医者の予約をキャンセルしてもらったら、わざわざ大先生が電話してくれ「私も52才で経験して、73まで再発してないから大丈夫ですよ」 気遣いがありがたい。
もう一つの問題は、仕事を続けるかどうか?
家内は、常々「もう仕事辞めたら」と言い、この機会にと押してくるが、もう少しやり残した感じがあり、
2ケ月だけキャンセルすることに。
4人部屋の同室のため、患者それぞれの人生模様?が伺える。
あぁあ!というため息の後、「子どもには何もしてやらなかった!ダメなオヤジだったなぁ」というつぶやき。
その隣の入院の常連さんは、薬科大生の取材に「先生も分かって処方しているんじゃないでしょ。国のガイドと薬屋の言うとおりにやった方がリスクを取らずに済むし、、、」薬効と副作用についてもついてもやけに詳しい。
みんな、持病が快方に向かわないことに絶望しているのだろうか。
何十年も、看護の女性たちと同じように使命感を持ち続けて、ホスピスの仕事をしている人のことをNetで知った。
曰く、「”お迎えが来る人”とどう関わり合うか? 寄り添うとか、あたたかな人間性とかいう、抽象的な言葉では介護者一人ひとりには伝わらない。」という。彼は、高校時代に「ファウスト」を読んで、”一人では幸せになれない”と直感して、この仕事に進んだという。
Expertだけがわかる言葉ではなく、子供にもわかる言葉! 苦しみを通して人は学ぶ、何気ないことがうれしい!
「今日が最後の日だと思って生きる」そういう文化を創って行きたい!
若い頃の発心もさることながら、それを何十年も貫いていることに驚きと敬意を抱かずにはおれない。
歩く許可が出てから、食堂で食事をするようにしたら、同年代の方と友達になった。
土木技術者だったとかで、血液の治療のため、毎月1週間くらい入院しているという。
「我々の若い頃は、自分のことばかりで会社を決め、定年までも他人様のために何かを続けてきた思いはないですね。
その点、医療関係の今の若い人たちは次元が違いますね」と、お互い快適な入院生活ができることに感謝。
体温測定などで、食堂に遅れると、「今日は何かあったんですか」と心配してくれる。
予定通り、2週間で無事退院する時には、何となく名残惜しい気がした。
医師は、毎日キチンと薬を飲むこと、この機会に禁酒、間食はしないこと、を家内の前で宣告?!
言うことを聞かなそうな患者と見て、前日の話の分かる感じから 一変したのかも知れない。
退院の翌日、春の陽気に誘われ、こっそり自転車で遊歩道に出た。誰もいないので、つい口笛でごきげんな気分を満喫。!!
入院上がりはの身には、何でもない日常がしみじみありがたく感じられる。
翌日、家に良く出入りする小3の女の子が、「ママが『おじさんが、口笛吹いて自転車に乗ってたよ』って、言ってたよ」だって。さぞ可笑しかったことだろう(ハズカシイ)
心筋梗塞の直接の原因は、動脈硬化で その要因は 高血圧 -高脂血(悪玉コレステロール) -糖尿 -ストレス -喫煙 らしい。
血液検査他 特に異常は無いが、悪玉コレステロールを下げること、糖尿に注意すること、を医師に忠告された。
何と言っても一番は 『老化』なんだろう。
今までは、暴飲暴食や不規則な生活でも、内蔵が何とか処理してくれていたけど、膵臓も肝臓も機能が衰えて来る。
食や病気のことに関心を持ち、生活習慣を見直すいい機会だと思う。
ローマの雄弁家:キケロの「老年の豊かさについて」が参考になる
〈老人が惨めに思える四つの理由〉として、次の4つを挙げ、一つひとつ具体的に反論している。
1、老人はすることがない
2、体力がない
3、何の楽しみもない
4、老人は死に直面している
今のところ、2、以外は当てはまらないが、自然の成り行きとして、
少年期の虚弱さ/ 青年期の元気良さ/ 壮年期の重々しさ/ 老年期のまろやかさ、
を勧めている。
老年の豊かさは “まろやかさ”を本文とすべし、と反省させられる。
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