気の広場

気の世界あれこれ・・・
  日常雑感あれこれ・・・

忙しいからこそ ・・・ 2.セッカチは悪魔の使い

2010-08-18 22:24:49 | Weblog
頭や手や体とともに 心まで忙しく

  さわがしくなってしまう人のことを 「オイソガ氏」といいます。

いつも何かに追われるように ソワソワ セカセカしている人です。

視線を落とし 前こごみになって

  よろめくように街を歩く人たちです。


私たち日本人は もともとセッカチの素質があるの加えて

はげしい企業競争や 社会全体のスピード化といった

  現代社会の状況に煽られて

    大なり小なりオイソガ氏の性向をもつにいたっています。


一億二千万のほとんどがつねに「気が急いで」いるのです。


しかし これは好ましい現象ではありません。

これでは個人も民族も ひいては全人類が

  危ない方向に流されていく可能性があります。


「セッカチは悪魔の使い」(ユーゴスラビアの俚諺:ことわざ)

  ・・・ であるからです。





  

忙しいからこそ ・・・ 1.心の落ちつき

2010-08-18 08:32:02 | Weblog
多忙であることはしかたがりません。

いや むしろ めでたいこと 幸福なことです。

日々 なすべきことがいっぱい というのは ・・・

  ありがたいこと 恵まれた境遇というべきです。

男も女も 社会人も学生も おたがい

  多忙であるに越したことはないのです。


しかし

多忙であること 即 「心が急(せ)く」こととはちがいます。


頭や手や体がいかに忙しく めまぐるしく 休みなく動いていても

  ・・・ 心まで忙しくなってはいけません。

むしろ 多忙であるからこそ 心の平静が必要なのだ といえます。

心の落ちつきがないと ・・・

多忙な仕事をテキパキと誤りなく処理してゆくことができないからです。




* 本日は 市から依頼のあった「お年寄りのための講話」をするために出かけます。
テーマは 「老いとともに育つ」 ・・・ 老いは すばらしい としました。

なぜか 心急くお年寄りが多い昨今 ・・・ ちょっと話題におり込もうか と考えています。







短気な人・気長な人 ・・・ 8.セッカチ民族 (5)

2010-08-18 07:03:33 | Weblog
日本人の勤勉さはたしかに 世界に冠たるものです。


しかし これを裏から意地悪くみれば

「ジッとしていられない」 「何かやっていないと心が落ちつかない」

  という神経症的な心が 形に表れたものであるでしょう。

・・・ 気が短いために 「無為」ということに耐えられなくて

  セカセカと動き続けるわけなのです。


むかし

1960年~75年あたりにかけての あの驚異的な経済成長は

  セッカチ族のイライラ労働の所産というものでありました。

だから 成長も速いかわりに

  ひとたび壁にぶっつかると 崩れることもまた速いはずなのです。


そこで 壁にぶっつかるとあわてて

  また 「短絡的」な見通しのもとに

    一時しのぎの対策を立てて ・・・ 。


幕末以降の日本は これをくり返してきたようなものです。



セッカチ民族のすることには

「危なくてみちゃいられない」ようなところが つねにあるのです。



そして

この事情は 個人の人生においても同じである ・・・はずなのです。






短気な人・気長な人 ・・・ 7.セッカチ民族 (4)

2010-08-18 05:56:59 | Weblog
気の短い人(民族)は視野がせまい。

したがって 長期的な見通しや立案がニガ手です。

短気は 短期なことに向いていますが

  「大きな眼」を必要とすることでは 失敗することが多いです。


戦争でいえば日本民族は

  戦闘(バトル)には強いが 戦争(ウォー)には弱い。

短期決戦ふうの 日清 日露両戦役には勝つことができたし

日中戦争や太平洋戦争でも

  はじめのうちは連戦連勝で進むことができました。

しかし これが長びくとけっきょくは ・・・ 。


この事情は 「経済戦争」においても同様でしょうね。