朝、出かける直前、家の電話が鳴りました。
電話の主は妹C。
鼻声ですぐにピンと来ました。
愛犬Kが10月4日の今日、夜中。
とうとう、お迎えが来て逝ってしまいました。
中秋の名月の晩、母手製のベッドの中で、ひっそりと。
私は、約束があったのを遅らせてもらって、旦那Sに送ってもらい、すぐに実家に戻りました。
愛犬Kは、穏やかなのんびりした顔をして居る様に見えました。
家族の話では、苦しんでいる様子は無かったそうです。
逝ってしまった後、母が体を綺麗に拭いてくれたそうです。
幸せそうな愛犬Kの頭をなでていると、次から次へと思い出と一緒に涙が溢れてきました。
動物病院でもらってきてから一緒に過ごしてきた15年間。
時には静かに、時にはおしゃべりをしながら、私達家族の傍に居てくれました。
お陰で、楽しかった。
「それにしても、『中秋の名月』・・・満月に逝くなんて、気取ってるね」
妹Cがポツリと言いました。
確かに。
でも、なんか愛犬Kらしい。
まだ、心の整理はつきません。
最後のお別れをしてきたにもかかわらず、まだ全然腑に落ちてきてません。
でも、ありがとう。
沢山、沢山ありがとう。
家の子になってくれて、本当にありがとう。