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2012年4月28日(土)
以前から妹宅のキャットシッターを引き受けていた。
その後、旅行好きで多頭飼いの猫友にも頼まれるようになり
ちょくちょく、シッターに行くようになった。
先代なちが天国へ行き
猫氷河期の頃はよそ猫さんに会うことで猫チャージしたものだ。
よそ猫さんに会える楽しみもあり
喜んで引き受けていた。
預かった鍵でドアを開ける時
脱走して玄関に出てる子が居ないかどうか
近所の人が見たら怪しく思うほど
ゆっくり少しずつドアを開けて入る。
まず、手を洗ってから、みんなの所へ行き
軽く健康状態をチェック。
問題なければ早速お世話開始
まずは、数個のトイレ掃除から。
うんちょすや砂の塊をとって
汚れた部分をアルコールティッシュで拭く。
毛玉ゲロッパや散らばったオモチャを片付け
部屋に掃除機をかけ
掃除機に勝負を挑む子も居て
遊びの相手をしながら掃除する。
六角レンチでキャットタワーのネジを締めなおす。
(ネジは緩むので時々締めて下さ~い)
新しい食器と交換して、ご飯とお水の用意。
投薬が必要な子が居る時には投薬もする。
ご飯はともかく、お水が大変だった。
ヤカンや大きい鍋が無い家なので
一番大きな食器に水を入れてこぼさないよう1階から2階へ
掃除機も最初は1台しかなかったので
掃除機担いで階段往復
可愛い猫達の為だと思うと頑張れたけどね~
お世話がひと段落つくと
やっと猫達といちゃつく時間
怪我やおかしい所はないか、元気はあるか
遊びながらチェックする。
時には、猫達に囲まれ昼ご飯を食べたり
うっかりそのまま一緒に昼寝しちゃったり。
猫達が遊びに飽きて、長い昼寝時間に入ると
シッターもそろそろおしまい。
部屋と猫達の様子を最終確認し
鍵を掛けて、メールで報告して終了。
猫氷河期が終わり
銀パールが来てからもシッターを引き受けていた。
ただシッターの仕事は大幅に変更。
こっちから何か持ってく事がないよう
以前にも増して
しっかり手を洗ってから猫達の元へ。
スリッパ着用&掃除や洗い物は使い捨て手袋必須。
必要なお世話をしたら、撤収。
以前のように食事したり
つい居眠りする事はなくなった。
逆に猫友宅から銀パールに何か持って帰る事がないよう
帰宅したら玄関で靴下もジーンズも脱いで
洗濯機にほりこむ。
手洗いをしっかりしてから銀パールの元へ。
見た目すこぶる元気な銀パールですが
肝臓治療中で投薬&月1回検査通院だし
シッターは出来るだけしない方がいいと先生にも言われた。
猫友ん家の猫達の性格や猫同士の相性も把握し
猫に慣れ、猫も慣れ、私は最適任者だったろう。
猫達に不憫な想いをさせないよう
私で役に立つなら・・・と引き受けてきたのだが。
とは言え、愛猫が居ない時と違い
ましてや銀パールの体調面でも心配が続き
シッターに行く不安がどんどん大きくなってきてたので
なるべくシッターを頼まなくていいように
旅行のプランを立ててもらうようにしてたんだけど
旅行の時にはどうしても頼りにされてしまってた。
頭数・時間・出張費・シッター内容・・・
私がしてきたシッターの仕事をプロに依頼したら
きっと凄い金額になるだろう。
雨の日も、雪の日も、真冬も
信号待ちで気が遠くなる程の猛暑の日も
何年間も続けてこれたのは
猫達への想いだけだった。
こんなにしたんだから、見返りが欲しい・・・
なんて猫達には求めないものね。
そしてついに、引退宣言をした。
引退宣言を受け
少なからずショックな表情の猫友の顔を見ると
断った自分が酷い奴なんだろうか・・・
っと一瞬思ったのだが
でも、ペットと暮らすなら、まずペットの事を考えて
趣味の旅行日程も決めるべきだしね。
今はよそ猫さんに遊んでもらわなくても
銀パールだけで、十分満たされてるし
万一の良からぬモノをこっちから運ぶことも
猫友宅から運んでくる不安も無くなり
断ってホッとしたってのが本心だ。
どちらも完全室内生活でワクチン接種もしてるし
良からぬモノなんてないだろうけど
接触しない方が安全なのは間違いない。
ただ単に遊びに行くのと違って
シッターの仕事は手袋をしてるとは言え
感染経路のトップである便や尿
唾液に触れる機会が多い。
よそ猫達も本当にみんな可愛くていい子達なんだけど
なにより銀パールを守りたいって言うと
大袈裟かもしんないけど
でもやっぱり守りたい。
引退を宣言した時、猫友は仕事疲れでへこんでたんだけど
GWの旅行プランを立てる前に話しておこうと思ったのだ。
私 「ごめんやけど、シッター引退したいねん」
友 「自分とこの子(つまり銀パール)心配になってきたんやろ?」
私 「うん。へこんでる時にごめんなぁ」
友 「へこんでないけど、面倒くさって思ってるだけ(笑)」
ん? 一体何が面倒くさいんだ?
その時は特に気にとめなかったけど
後になってふとした時に思い出し、言葉の意味を考える。
面倒くさい・・・
これは聞き捨てならないぞ!!
シッターに行く事の不安要素を
心配する私の思考が面倒くさいのか?!
楽天的な子なので、多分そう感じたんだろうと思う。
以前から不安があるって打診はしてたけど
実際に引退するとは思ってもみず
驚いて咄嗟に出た言葉なんだろう。
気持ちに余裕があったなら、私なら真っ先に
「今までありがとう」と感謝の気持ちを伝えるもん。
彼女は「面倒くさい」と言った事も忘れてるだろうけど
私の中にはちょっとしたわだかまりが生まれてしまった。
私の取越し苦労的な思考は銀パールへの愛情の深さであり
面倒くさいと言われる筋合いはない。
悪天候で交通機関が麻痺し
旅行先から急に帰れなくなったり
緊急事態の時には引き受けるよっとは言ったが
それも中途半端なので、もう鍵を返そうと思う。
仔猫の頃から何かにつけ
悩みが途切れることがないのだけど