
自分のための飲んだお酒の記録です。客観的に伝える力量はないので、アテにしないでくださいね。
奈良県外の人に日本酒をプレゼントするとしたら、私の中では千代酒造のお酒を選びます。ところが、私が千代酒造の篠峯をいただいた。
千代酒造はそんなに大きな醸造所ではないのに、細かくいろんな種類のお酒があります。たぶんの一つひとつが少量しか作られていないものと思われます。
今回のお酒は夏の限定酒のようです。もとより、ものは大事に大事にするタチで、冷蔵庫で何か月も休ませておりました。
なんとフルーティなお酒でしょう。華やかでスッキリ軽い。それでいて無濾過の図太さ、パンチが感じられます。フルーティの正体はリンゴのようなイチゴのようなナシのような、香りです。
年末に帰省した息子と二人で飲んだのですが、とても気に入り、一本のほとんどを私一人で消費してしまいました。
篠峯について、こんな話を聞きました。
千代酒造はもともと月桂冠に、醸造するお酒の半分を納めていました。月桂冠はどちらかという甘口のお酒。半分は千代酒造の「櫛羅」として販売していました。大手の買い付けがなくなってからはセカンドブランド「篠峯」を売るようになりました。
「篠峯」の知名度が全国的に上がるにつれ味も変化していく。軽いというわけではないが、スッキリ切れ味の良い酒になっていく。最近飲み始めたファンは、「これは旨い」というけれど、昔からのファンは「篠峯」はすっかり味が変わってしまったという。
こんな話を酒屋さんで聞きました。
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