「男はつらいよ 50 お帰り寅さん」を観ました。
シリーズ50年目、50作目。おそらくシリーズ最後の作品になるでしょうから、一度は劇場で観ておきたいと思っていました。しかし、今更寅さんを撮影することもできないでしょうから、過去の作品から切って貼ってということになると、どうしてもちぐはぐなものにはなるのではないか。「お帰り寅さん」ったって、帰ってきようがないじゃないかとも心配していました。
心配は杞憂、うまく出来上がっていました。ストーリーの構成も映像技術もそして制作スタッフの情熱も組み合わさって出来上がったのでしょう。まさにこの一本のためにこれまでの49本が制作されたかのような気持ちになります。
これまで私が劇場で観たのはほんの数本しかなく、ほとんどがテレビ画面で観たものですが、長い年月、「男はつらいよ」を観ていると、自分が成長というか変化したことを思います。面白いから、笑えるから観るというところからスタートしたはずなのですが、やがて笑える対象が自分になっていたり、派手な言いようをするなら人生の切なさを感じたりするようになってきました。
公開の間にもう一度、劇場に行って、「男はつらいよ」にさよならを言ってこなくてはという気持ちになっています。
昨年一年間は、よく映画館に行きました。正確にいうと連れて行かれました。夫婦割のためです。もとより映画館という文化の中で大きくなってこなかったせいもあり、「映画を観よう」と発想がないまま、この年になりました(この人の映画が観たいとか、この作品を観たいということはありますが)。
昨年観た映画を記しておこうと思います。
3月 グリーンブック
4月 名探偵コナン 紺青の拳
7月 トイ・ストーリー4
8月 ロケットマン
9月 記憶にございません
10月 ジョーカー
11月 決算!忠臣蔵
「グリーンブック」を観て、「エレファントマン」を思い出しました。
なかなか、記事を書く時間が作れなくて。
届いた年賀状のなかに、ブログの更新がないのはなぜ?というコメントがありました。書きたい気持ちもネタもたくさんあるのですが、思うようになりません。
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