ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

木曽三川一筆書き

2024-05-27 18:48:44 | PiTaPaより遠くへ
 行ったことはありませんが、博多の近くに海の中道と呼ばれるところがあるそうです。以前に、「こころ旅」で火野さんが志賀島を訪ねている放送を偶然二回も見ました。魅力的なところらしい。
 それに倣って「川の中道」と自分が勝手に名付けた、三重県道・岐阜県道106号桑名海津線を走ってみたという今回の記事です。その道路とは木曽三川の長良川と揖斐川の間の細長ーい堤の上を走る道路、ウィキペディアによれば「中堤道路」と呼ばれているらしい。



 大型連休明けの平日、会社を休んで走ることにしました。新緑が肌にも眼にも心地よい季節、天気も上場、湿度も低く過ごしやすい朝でした。京都府和束あたりの茶畑も斜光線に照らされて瑞々しい。東近江あたりの水を張った田んぼも芦原の瑞穂の国という言葉を思い起こさせるほどに美しい。八日市から八風街道(国道421号線)を通って三重県に出ようというハラです。鈴鹿山系の山が近づくと、青い空に新緑が眼にやさしい。上空の飛行機雲がしょっちゅう目に入る。短時間に消えていくのは上空も湿度が低いからだと昔教わりました。新緑と青空と、きりっと細く短い飛行機雲。それだけでドライブをしている値打ちがあると思います。紅葉の名所、永源寺の横を走って坂を上っていきます。ダム湖の横は道路の改良中。

 道の駅で休憩をして、石榑トンネルをくぐったらもう三重県。どんどん坂を下って、員弁川を渡ったら、鉄道ファンが好きな三岐鉄道北勢線をオーバークロス。めがね橋の場所もねじり橋の場所も走りながら確認できます。木曽三川を目指して走っていたら、丘の上になにやらタワーらしきものが建てられています。計画性とか下調べとかいうもののない私ですから、どれどれと寄ってみました。

 これが「いなべ公園」という公園らしい。平日の午前中、駐車場にも数えるほどしかクルマはありません。そのタワーを目指して公園の森を登ってみました。なんとなく東洋風の雰囲気がするそのタワー。員弁町の時代に、ふるさと創成事業で建てたらしいことが書かれていました。

 これで一億円かと見上げて、よそ者もタワーに上ってみました。あれっ?外見は五層なのに、上れるのは三階部分までで、ちょっと残念でしたが、北側は養老山地。左に視線を写せば伊吹山方面、三角形に見える藤原岳の鉱山、そこから南へ鈴鹿山脈、伊勢湾側には四日市辺りの工場の塔や高圧線の鉄塔もよく見える。でも、遠くの景色はすでに少しかすんで見えます。ここまでの道中のようにクリアな新緑ではないなと思われました。太陽の位置が高くなったということでしょう。



 ほとんど誰ともすれ違うことなく、クルマに戻って走り出しました。次にびっくりしたのは多度大社。大社にはお参りもせず通過しただけですが、そのあと大きな白い鳥居を潜ることになります。大鳥居といえば、平安神宮か大神神社か出雲大社か。それくらいしか思い浮かばないのですが、こちらの白い鳥居もでっかいものでした。こんなでっかい鳥居に、養老鉄道に乗ったときになぜ気づかなかったのだろうと考えてみたら、車内で鳥居に背を向けるように座っていました。眼は背中にはついていませんからね。
 片側二車線の国道258号線を少し走って右折をしたら木曽三川公園までもう少し。展望タワーが見えてきます。この公園、駐車場はどこだろうと、キョロキョロしながら走っていたら、長良川大橋西詰の交差点で左折してしまいました。清流サルスベリ街道(というらしい。岐阜県道・三重県道23号北方多度線)を北向きに走ることになるのですが、これが長良川の右岸の堤防の上を走っている道路で、信号がほとんどありません。川沿いなので高低差もほとんどない機嫌よく走れる道路なのですが、この街道から離れることができません。私は先ほどの木曽三川公園に戻りたいだけなのです。堤防から左下の集落に降りる道路は何本もありますが、その道路に分岐するには初心者には少し難しい。土手を斜めに下りていくしかないのです。集落に下りたところで、戻る道路は?じゃ右折して長良川を渡る…うっ、橋がない。クルマの流れに乗って堤を走っていくしかないのです。運転をしていると正面の遠くの山にまだ雪が残っています。あれはどこだろう。帰って地図を確認すると能郷白山ではないかと思われました。ここから直線距離で50kmくらいでしょうか。木曽三川の下流近くからこの季節に雪をかぶった山が見られるって不思議な気がします。いや、そんなことは言ってられない。私はどこまで走ればよいのだろう?どこまで走れば戻ることができるのだろう?

 
 8.9km走って(あとでgoogleMAPで確認)やっと見つかった橋が東海大橋。これで長良川、木曽川を渡って南向きに走れる。愛西市を通って、もとの木曽三川公園に戻ってきましたが、立田大橋の手前からひどい渋滞。立田大橋を渡ったところで、渋滞に耐え切れず、左折してしまいました。一筆書きまでは長良川を渡るだけ、距離にして残り500m。ここで断念して南へ折れる。走っているところが長島輪中。木曽川と長良川の間にある旧長島町(現在は桑名市)、最下流に長島スパーランドのある「島」ですね。ここも堤防沿いの道ですが通行量も少なく機嫌よくドライブできます。と、「輪中の郷」という名の施設があったので、そろそろと堤防を下りて寄ってみました。

(つづく)






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能郷白山? (きすけぐみ)
2024-05-27 21:37:09
雪をかぶった山は能郷白山だろうと思っていたのですが、あやしいと思うようになりました。たまたまYouTubeで能郷白山に登る方の動画を見たのですが、
テロップでは5月25日早朝の登山だと書かれています。山頂周辺にもまったく雪が見えません。
https://www.youtube.com/watch?v=AGywhGxbjjQ
じゃ、どこの山なのだろう?
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