スターダスト☆レビューなんてバンドがあったことは知っていたはずですが、あまり興味が持てませんでした。そもそも若い頃からロックバンドにはあまり興味が持てなかった。
2006年の秋だったと思いますが、あるラジオ局で今月の歌というようなコーナーがあって、そこで流されていたのがアカペラバージョンの「トワイライト・アヴェニュー」これがとっても格好よかった。でもしばらく忘れてた。
2009年くらいに、CDのレンタル屋でスタ☆レビを見つけたので、いっぺん聞いてみるかと借りたのがきっかけで、2006年のアカペラバージョンを思い出しました。ラジオで聞いたのは、「HOT MENU」というアルバムに収められていた「トワイライト・アヴェニュー」だったようです。
スターダスト☆レビュー。曲にもさまざまバリエーションがあって、結構楽しめるぞと気づいたのは、そんなわけでずいぶん最近です。
昔むかし、遠い昔。私がまだ若かったころ、好きだったあの子(気持ちを伝えることすらできなかった)が好きだったのは、スタ☆レビだったか、カシオペアだったか、その区別もつかなかったくらいこの方面には疎かった。ジャンルがまったく違うのにね。スタ☆レビを聞くようになってからそのことを思い出して、スタ☆レビだったんだろうか、カシオペアだったんだろうかと考えてみました。しかし、わからない。ところが、その子がCDを貸してくれたことがあって、カセットテープにダビングしたものが出てきました。「CHARMING」というアルバム。そうか、彼女が好きだったのはスタ☆レビだったんだ。
このバンド、魅力的な曲がたくさんありますが、私の一番お気に入りはアカペラの「トワイライト・アヴェニュー」
ただ、歌詞が一箇所残念だなと思うところがあります。
会わないで いられるよな恋なら 半分も気楽に暮らせるね
「半分も気楽に」は逆ではないか。昔、ビデオテープの「三倍速」という表現が変だなと思ったのと同じ違和感。120分のテープを360分録画できるのは、三分の一速ではないかと思ったことを思い出すのですが、同じように、「倍も気楽に暮らせるね」ではないかと思うのですが、どうでしょう。
でも、このことを差し引いても、私はこの曲が好きです。あの子もこの曲を好きだったんだろうか。今となっては聞いてみることもできません。
春の宵。今年は桜の散るのも寒さのせいで遅めです。夕方の桜を眺めて、「トワイライト・アヴェニュー」を口ずさんでいます。
(以前はYOU TUBEにアカペラバージョンがありましたが、探しても見つかりませんでした。)
確かに歌詞、「半分も気楽に」って、ちょっと違和感がありますね。
私も「半分も気楽に」のところは「もっと気楽に」とかの言葉の方がしっくりきます。
ただ「少しは気楽に」としても、それはそれで通るような気もしますので半分もありなのでしょうか。
よくわからなくなってしまいました(^^ゞ
歌詞って、散文ほど論理性を要求をされないものなの(だと思っています)で、こだわるほうがよくないのかも知れません。ことばの世界では成り立っても、そのまま現実にはなりがたい表現にもちょいちょい出会いますもんね。論理性より情緒、気分ということなんでしょう。
でも、その情緒がある曲だからこそ、ここが気になるのです。
恋である以上、「会わないでいられる恋」なんて存在しないのよ、それが恋なのよって誰かが言ってました。それもそうだ!
スタレビ。埼玉出身のバンドですよ。「高い音楽性と低い腰」と自ら名乗っています。