リーグ戦も1か月少々を経過して、傾向が出てきました。
セ・リーグは、2強4弱です。
パ・リーグは、4強2弱。オリックスが一つリード。
セ・リーグのペナントは2強の争いになりそうです。3位以下のチームに浮上してくる決め手が見えません。広島と中日は、チーム総得点が少ないのが泣き所。ヤクルトと巨人は、チーム総得点は多いですが、チーム総失点が多すぎて投手陣が崩壊状態です。
得点と失点の差を見ると、横浜が+24で阪神が+24。総得点に勝る横浜が2・5ゲーム差の首位です。それを防御率で勝る阪神が追う展開です。
一方、パ・リーグはオリックスが+15でソフトバンクが+4。西武も+4です。その差の分、オリックスが2ゲーム差の首位です。
パ・リーグは、下位から勝ち上がる可能性があるのは、日本ハムです。やっと最下位から脱出の気配が見えてきました。日本ハムの総得点は、リーグ2位の102点で攻撃力があります。それが勝ちにつながらないのは、投手陣が弱体だからです。やや改善の気配が見え始めました。つまり日本ハムは、投手陣が安定すれば順位を上げる可能性があります。
逆に総得点の少ないロッテとソフトバンクは、上がり目に欠けます。投手力で持ちこたえているのが現状です。総得点に勝る西武と日本ハムは、上がり目の可能性があります。西武と日本ハムは、盗塁数が多くこの点でも有利です。
長いペナントレースを考えるなら、攻撃力は大きな意味を持ちます。セ・リーグはその傾向が、はっきり出ています。
パ・リーグも試合数が多くなれば、その傾向が出てくるのではないかと思います。その意味でパ・リーグは西武と日本ハムが上位に出てくる可能性があります。
セ・リーグは、上位2チームに迫れるチームは出てきそうもありません。
まだ先が長いですから、その通りになるとは限りませんが序盤の戦いが終わっての傾向です。