「逃げたのはワグネル」 ロ軍抵抗、創設者が偽情報か―ウクライナ軍
2023年05月13日08時05分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023051300237&g=int
バフムトのロシア軍が逃げたのは、どうやら本当のようです。そこで問題があり?逃げたのは、どっちだ?
ワグネルのオーナーは、ロシアの正規軍部隊が逃げたと主張しています。
ところが?
ウクライナ軍の現場指揮官は、ワグネルが真っ先に逃げたと言っています。
現地の指揮官の言うことですからね?多分、見た通りのことを言っているのであろうと思います。
ロシアの国防省は?
ワールド
2023年5月13日1:06 午前Updated 17時間前
ロシア軍、東部でのウクライナ軍の攻勢撃退=ロシア国防省
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-soledar-idJPKBN2X318V
そう言いながら?
『一方、ロシア軍が一部地域の前線からやや後退したことも示唆。ドネツク州バフムトの北西に位置するベルホフカ貯水池近くで「より有利な陣地」を確保したという。』
とも、言っています。
逃げたとは言いにくいから、「より有利な陣地」を確保したと言っています。
ちなみに記事に出てくる「ベルホフカ」
英語 Beruhofuka ウクライナ語 Берховка(翻訳)
どちらも地図上には、見当たりません。
バフムト北西の貯水池だと?
「ベルキフカ」
英語 Berkhivka ウクライナ語 Берхiвка があります。
位置関係(バフムト北西)と地形的特徴(貯水池)を合わせると、ロシア軍はこの位置に後退したと思われます。
以上を総合すると、ワグネルが真っ先に逃げ出し支えきれなくなったロシア軍がバフムト北西の郊外に撤退したようです。北西と言うより、ほぼ北です。
ワグネルは、相当弱っていますね?ロシア軍は砲弾や銃弾の供給を絞ったままだと思います。「この際、ワグネルを潰してしまえ!」と言うことでしょう。
結論は、ワグネルが先に逃げその後ロシア軍が後退したのであろうと思います。地図上で見ると、あまり大した面積ではありません。ウクライナ軍が支配する市街地は、まだほんのわずかです。
そして記事の中では、ウクライナ軍が北部のソレダル方面を攻撃したとあります。ソレダルはバフムト市外から見て北東方向にありますから、西側から攻めているのとは別のウクライナ軍部隊が攻勢をかけているようです。多分、バフムトの北のスラビャンスク方面から新しい部隊が南下してきているのであろうと思います。つまり、それはバフムトのロシア軍に対しウクライナ軍が、西と北の二方面から挟撃体制を作りつつある事を示しています。
ソレダル・地図上の表記→Soledar Соледар
スラビャンスク Слов'янськ
BBCの記事から
ウクライナ、バフムートで前進をあらためて主張 ロシアの否定受け
https://www.bbc.com/japanese/65580093
略図URL
https://ichef.bbci.co.uk/news/800/cpsprodpb/A583/production/_129717324_11maybakhmut.jpg
今回、ウクライナ軍が奪還した地域は略図左上の紫の部分です。だから、それほど広い面積ではありません。そこを守っていたロシア軍部隊が、地図上北東の貯水池付近まで後退したようです。距離にすると5kmくらいです。大げさに言うほどのことでは、ないと思いますが?(騒いだのは、ワグネルのオーナーです。)
話題の提供でしょうか?
(ウクライナ軍の大勝利かと思ったら、全然違いました。)
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/