「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

1年たって大きく変わった国際社会の意見<ウクライナ紛争2024.2.26

2024-02-26 13:18:43 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ウクライナ侵攻2年、熱気欠く国連総会 決議なし、支援継続の難しさ露呈
2024年02月25日07時09分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024022400400&g=pol

※去年の1年目の節目での国連総会
ロシア軍の即時撤退を求める総会決議を141カ国の賛
成多数で採択し、ロシアを孤立させた。
※今年2年目の国連総会
決議なし
日米欧とウクライナは23日、総会決議に代わって共同の非難声明を発表した。ただ、
参加国数は50カ国超と、全193加盟国の4分の1にとどまった。

理由は話が古くなったという点もあると思います。
やはり一番大きく影響したのは、ガザ紛争に関するアメリカの徹底したイスラエル支持と擁護でしょうね❓
多くの国には、イスラエルがガザ市民を虐殺しているように見えると思います。普通に見れば誰が見ても無差別虐殺です。
ガザ市民を無視してウクライナだけを支持すれば、それは究極のダブル・スタンダード(二重基準)です。
ウクライナ国民は市民で、ガザ市民は人間でないと言っているのと同じです。

※南アフリカの駐オランダ大使の発言
『イスラエルのパレスチナ人差別、アパルトヘイトよりひどい 南ア』
2024年2月21日 11:39 発信地:ハーグ/オランダ [ オランダ ヨーロッパ 南アフリカ アフリカ イスラエル パレスチナ自治区 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3506098

人種差別より酷い・と言っています。
アメリカの古傷を言えば、昔は(そんなに前でもないです)黒人は2級市民で主に南部の白人グループが反抗的な黒人をリンチ殺人していました。イスラエルのやっていることは、それより遥かにひどく大量の市民を無差別に虐殺しています。

これを最初は止もせず支持して武器をせっせと供与していたアメリカはジェノサイドの共犯と言えます。
そんなアメリカを支持する国は、ジェノサイド国家を支持するのと同じです。

非難声明に賛成した国は50か国少々です。
多いように一見見えますが、ほとんど欧米と取り巻きだけだと思います。ヨーロッパはやたら小国が多いから欧米の数が多くなります。
つまり❓
欧米以外は、ほとんど賛成しなかったということです。

まともな国なら❓
虐殺者の仲間には、なりたくないでしょう❓
日本政府もよく考えるべきだと思います。
イスラエルを非難しないと言うことは虐殺国家を非難しないと言うことです。
イスラエルを絶対支持するアメリカを支持するのは間接的に虐殺国家を支持するのと同じです。

もっと第三世界が経済発展し国際政治的な比重が高くなれば、欧米は孤立すると思います。欧米の世界人口に占める割合は、今ですら10%程度だと思います。
10%とつるんでいれば、90%から嫌われる時代がやがてやってきます。

何かと言えば、自由とか民主主義と言う。
しかし、それは10%の人間集団が意思決定をする手段であり価値観ではありません。
民主主義でない意思決定方法を用いる国々も沢山あります。それは、その国々の選択であり他国がどうこう言うべき問題ではありません。

今の西側の世界が決定的に考え違いをしているのが分かりますか❓
自分たちと違う考え方をする国やグループに対する尊重や理解が無い上に排除しようとします。
だから紛争や戦争が起きます。
それは、違う言葉で言うと❓
差別と迫害と弾圧です。
それを欧米は、正義だと言います。

それが正しいかどうかは、考える必要すらないと個人的には思います。

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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