「北の山・じろう」日記

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ウクライナのクルスク奇襲作戦が暴き出したロシアの徴集兵の実態とは❓<2024/08/18

2024-08-18 20:28:21 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

①練度の低いロシアの徴集兵、プーチン氏の約束に反して今や戦闘の最前線に
2024.08.17 Sat posted at 18:17 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35222860.html

そもそもロシアの徴集兵制度が一体どうなっているのかの疑問があります。
『ほとんど訓練を受けず何となく任務地に送られ1年勤務してお終い❓』
これは到底軍隊の訓練とは言えません。
新兵教育が形骸化して訓練など何もしていなかったようです。

そういえば2022年の秋に凄い記事を読みました。
ある州の州知事が、新兵の訓練施設を視察に行ったんだそうです。
州知事が新兵の宿泊施設を見てびっくり!
ベッドはぶっ壊れてマットレスはない!
シャワーは、壊れて使えない!
その他、もろもろ!
州知事は呆れ果てて州出身の国会議員に報告したんだそうです。
その後、どうなったかは記事に書いていませんでした。

つまり❓
これが一般的な新兵の宿泊施設だとすると、そもそも最初から新兵訓練などしていないことになります。
①の記事を読むと、どうやらこれが実態のようです。

しかし施設の維持管理に予算は組まれているわけです。
ここで西側で言われているロシアの国防省や軍関係の予算に関する「うわさ」が思い浮かびます。
20%~最大40%が闇に消えていると言われています。

この予算は国防省とロシア軍の幹部が分け合って私腹を肥やしている可能性があります。

軍事訓練には様々な費用が掛かります。
実弾の発射訓練から始まって部隊訓練まで相当あります。
本来ならこれを一式1年かけて訓練するはずです。
全部しなければ❓
相当な費用が浮きます。
その費用は、どこに消えたのか❓

「ロシアの国防省や軍関係の予算の20%~最大40%が闇に消えている」という「うわさ」の内容は、こういったことであるのかもしれません。
あくまで「かもしれません」です。
私が調査したわけでは、ありませんから。

あくまで一般的なことを言うなら、どこの国であろうと徴集兵は軍事訓練を施すと思います。
どうやらロシア軍では、それを全部に近いほど省略していたようです。

このようなまるで未訓練の(ほとんど市民のような)徴集兵を国境警備に配備していたようです。
しかもウクライナと隣接しているクルクス州の話です。
思い出せばベルゴロド州でもおかしな話ばかり聞きました。
反プーチンのロシア人で作ったロシア人義勇兵部隊やネオナチが作ったウクライナの民兵集団が、ベルゴロド州を荒らしに行くと、しばらくロシア軍が来ません。散々荒らしまわってロシア人義勇兵部隊やネオナチ民兵集団は戦利品まで巻き上げて意気揚々と引き返してくる事件が何回か起きました。
その後、ベルゴロド州にはロシア軍らしき兵士が配備されるようになりました。

クルスク州の方は、まるで未訓練の徴集兵を配備して胡麻化していたようです。
そのようなわけで100人前後のロシア兵捕虜が続々と集まったようです。中には銃さえ持たされていない兵士もいたようです。

奇襲攻撃をかけたウクライナ軍の方は精鋭部隊です。
なるほど1週間程度で1100平方kmの面積が占領できたわけです。

ウクライナの方も腐敗と汚職は社会の隅々まで行き渡っていますが、ロシアの方も国防省とロシア軍は相当ひどいですね❓

まあ、これからちゃんと訓練した地方の徴集兵が送り込まれるのだろうと思います。
ロシア西部辺りの軍管区は、懲罰ものですね!
他の軍管区は、どうなのか❓
いかにもロシアらしい、間の抜けた田舎っぽい話です。
本当に戦争をやっているのかね❓

もう少し思い出したことがあります。
ロシア政府が州単位の軍隊の創設を認めました
去年だと思います。武器は国防省が貸与するのだそうです。
当時は、なぜこんなことが必要なのか疑問でした。
国境警備がスカスカだから、自分の州は自分で守れ!
多分、このような趣旨なのだろうと思います。
クルスク州では、作っていなかったようですね❓

いや~ロシアは不思議な国だな❓

※と、これで終わっては疑問の解決にはなりません。
そこでロシア軍の徴兵制度について調べてみました。
ロシア連邦軍
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E9%80%A3%E9%82%A6%E8%BB%8D
『ロシア軍では、軍内でのいじめ、殺人などの犯罪行為が後を絶たず、ロシアの徴兵制はロシア国民の間で非常に評判が悪く、若者の間では兵役逃れが蔓延している。2004年には徴兵忌避率が90%以上に達したとイワノフ国防相が発言したなど、ロシアの徴兵制は形骸化が進み、もはや破綻寸前であるという評価もある。 』

このような記述があり旧ソ連崩壊後、ロシアの徴兵制はほぼ破綻状態にあるようです。その後、ロシア軍の定数を維持するために実質的に通常の軍事訓練を伴わない徴兵義務だけ残したようです。
訓練の中身は、今後の課題と言うことでしょう。
このような事情で未訓練の徴集兵が、形式的な業務に配属されていたようです。

しかし、戦争中のウクライナとの国境警備が形式的な業務とは言えないと思いますが❓
しかし習慣的に配属していたようです。
究極の官僚主義と言えます。

ウクライナの方も兵士の人材が枯渇して嫌がる中高年ばかり誘拐するみたいに強制連行していますし・・・
ほんと、戦争を止めた方がいいと思います。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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