「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(パレスチナ)ガザ問題で見る欧米のメデイアの違い<2023年11月

2023-11-04 14:15:52 | 世界経済

特にガザ問題の場合は、ダブルスタンダードの極めつけと言えます。
ほぼメデイアの「中立・公平」度合いのリトマス試験紙と言えます。
これはガザ問題に限らず同じ傾向が見えます。

①AFP BB News
https://www.afpbb.com/

フランスの通信社です。もちろんフランス政府の意向に配慮した部分は、あります。しかし、イスラエルとガザについて見てみるとガザの悲惨さを一番多く伝えていると思います。
AFP BB Newsが自分でイスラエルの批判はしません。
しかし、その代わりイスラエルに批判的な国のニュースを多く掲載します。反対意見的な部分を多くすることでバランスを取っていることが分かります。

フランスと言う国の精神構造なのでしょうね。公平であることと正義(または妥当)の視点を重視しているように見えます。

もう一つ言えるのは、国ではなく人間(人)の立場から見ているように思います。だから感情が、もろに伝わってくる部分があります。

個人的には、反対意見を多く掲載するという意味で海外情報を読むなら一番お勧めです。日本のメデイアは、ここから記事を転載しているケースが多いです。

②BBC News
https://www.bbc.com/japanese

イギリスの公共放送です。
中々イギリス政府には反抗しにくいようです。
しかし、結構抵抗します。
例えば、ハマスをテロリストとは呼びません。抗議活動までありますが、ガンとしてその姿勢を保っています。
理由は?
ハマスをテロリストと呼べば?
イスラエルをジェノサイド国家と呼ばなければなりません。
イスラエルをジェノサイド国家と言えませんから、ハマスをテロリストと呼ばないことで、やはり公平と中立を担保しようとしています。
結構、政府批判的な記事もあります。
ガザに関する記事も多いです。

公平・中立を志向する傾向がある。
多くの立場を報道する。

このような意味で読む価値のあるメデイアだと思います。

③ロイター
https://jp.reuters.com/

政治と経済情報は、ダントツに優れています。
イギリスの通信社です。
速報性もありますし、役に立ちます。
ガザ問題では、やや腰が引けています。
政治と経済中心ですから、やむを得ない部分もあります。

④CNN
https://www.cnn.co.jp/

アメリカのテレビ局です。中立またはやや左寄りの姿勢です。アメリカの新聞を読むような感覚で読むといいと思います。アメリカの社会を知るには、一番便利です。

しかしアメリカ政府には、かなり遠慮しています。これはアメリカ系メデイアすべてに言えると思います。アメリカ系メデイアは、日本人の感覚では保守か右翼か過激右翼が多いです。過激右翼の筆頭が、FOXニュース。トランプのプロパガンダを拡散するような性質があります。

※こうして見てくると、中立・公平の視点に一番欠けているのが、アメリカ系メデイアです。ほぼアメリカ政府には逆らいません。理由は逆らえば金の面から締め上げられて潰れるからだと思います。
言論の自由が、一番ないですね❓

その理由は、国営放送や公共放送がないからだと思います。民間のメデイアが、報道の自由を担保できると考えるのは、大間違いです。金で締め上げられれば、即倒産です。悪く考えると?
アメリカは、国営放送や公共放送を作らない事で❓
言論統制をしている疑いが濃厚です。

西側の政府でも「自由」などと気楽に言いますが、様々な面から実際には規制や統制を行っています。

逮捕・投獄する代わりに、金の面から締め上げ社会的に抹殺することでも同じ効果があると言うことです。

逮捕・投獄がないから自由だなどと考えるのは、大きな間違いです。

一つの問題について出来るだけ多くのメデイアの記事やニュースを見ると、その微妙な違いが見えてきます。一つの新聞、一つのテレビから情報を得るのは、知らないうちに何らかの刷り込み(洗脳に近いこと)を受け入れている場合があります。

何らかの刷り込みを意図している情報は、結構普通に出回っています。マス・メデイアでさえ、その部分があります。

そんな中でどのようなメデイアが参考になるかを例示しました。



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