「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

バイデン大統領の堂々のダブルスタンダード主張とアメリカの指導力の主張<2023年10月

2023-10-21 15:15:58 | アメリカ合衆国

バイデン氏、イスラエル・ウクライナ支援訴え 米指導力の重要性強調
2023年10月20日午前 10:46 GMT+93時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/KIG22KEVKVPKHJIGVG6WYEO5KQ-2023-10-20/

ご自分で記事を読んでください。
ほぼウクライナの大統領の主張と同じです。
ガザの市民の事は、きれいに無視しています。
ほぼ人間の数に入っていないと言うことでしょうね。
世界の多くの国々は、ガザ市民も生命を救うために主張し、努力しています。
アメリカは、わざわざガザまで出向いて煽って帰ってきました。

しかも欧米の得意な「民主主義」を持ち出します。
民主主義が、この程度のものなら特段なくても構わないことになります。むしろ、こんな民主主義は「いらない!」と思う国の方が、圧倒的に多いと思います。

最後の極めつけは、「世界をまとめるのは米国のリーダーシップだ。」と言う主張です。
アメリカのリーダーシップが、世界の安定を壊して戦争を起こしたり、地域の紛争を引き起こしています。そんなリーダーシップは、不要です。
そして21世紀のアメリカ外交は、敵と味方(アメリカの従う国と逆らう国)を色分けして、敵にはアメリカ軍を送り込み戦争を仕掛けます。

ロシアがウクライナに仕掛けたことより、はるかに悪質だと思います。

アフガン、イラク、リビア、シリア。
全部、アメリカに従わないことを理由に戦争を仕掛けられ国はぐちゃぐちゃです。シリアなどまだ内戦終了のめどさえ立ちません。

今回のハマスの暴発にしてもアメリカの後のことを何も考えない無責任な外交が原因の一つです。つまりインドの経済圏構想にぱくついて、イスラエルとサウジの国交回復を強く後押ししました。理由は、中国の構想に対抗するためです。それに乗ったサウジも愚かで身勝手と言えます。アラブの同胞を見捨てましたね?
よくそれでアラブの盟主を自認できるものだと感心します。

ロシアのウクライナ侵攻もアメリカ外交が大きな原因です。本来昔からロシアの勢力圏にあるウクライナを味方に引き入れるために様々な働きかけをし、謀略まで使って2014年に親ロシア派の大統領を追放させました。ウクライナ国民の希望は、親ロシア派と親欧米派が半分半分くらいです。謀略を使ってまで自分に有利にウクライナの政治をかき回せば、ロシアはブチ切れるし対抗処置を取るのは分かり切っています。
その結果が、2014年から続くウクライナ紛争です。おそらくロシアが軍事侵攻に踏み切った裏側には、アメリカの働きかけか工作があると思います。実力でウクライナを引き留めるしか方法がないからウクライナに軍事侵攻を始めたわけです。

21世紀の戦争や紛争には、ここにあげたケースでは全部、アメリカが関与しています。

つまりこれが世界のリーダーを自認するアメリカのやってきたことです。
ウクライナとパレスチナで、見事にダブルスタンダードが完成しました。

世界は、それに対してどうするのか?



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