ロシア軍施設で「武器庫」の爆発続く クリミア
2023.07.19 Wed posted at 20:23 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35206760.html
去年もありました。
クリミア半島のロシア軍基地で爆発、1人死亡 「弾薬が爆発」とロシア国防省
2022年8月10日
https://www.bbc.com/japanese/62474552
クリミア半島のロシア軍基地に大きな被害 衛星写真で明らかに
2022年8月11日
https://www.bbc.com/japanese/62501080
去年は、誰がやったのか不明でしたが、ずっと後になってウクライナが、「ミサイルで攻撃した」とだけ言いました。当時は、ウクライナには長距離ミサイルがありませんでしたので、どうやって実行したのかは、今も明らかにされていません。ウクライナの当時保有していた兵器で可能な方法は、あります。それに気が付いたロシア海軍の潜水艦は、以後クリミア半島には来なくなりました。
今年も結構、酷いようです。
爆発は、6時間後まで続いたようですから、普通に考えると大型の弾薬庫がミサイル攻撃を受けたんでしょうね。今、ウクライナ軍はイギリスの提供した「ストーム・シャドー」を保有していますから、射程250kmを考えると余裕で攻撃できますね。
クリミア議会のトップによると、「完全な鎮火までには2日かかる可能性がある」そうです。
最初は、地元の傀儡政権の首長は、「ロシア軍の訓練施設で火災が発生した」と発表していました。
いつも速報する(ワグネルの)テレグラムの有力チャンネル「グレーゾーン」は・・
「ウクライナ軍が長距離巡航ミサイル・ストーム・シャドーで攻撃した可能性を示唆」しています。
ロシア系の情報は、やはりここが速いし正確ですね。
ワグネルには、ロシア軍や情報組織に協力者がいるのが分かります。そして、それが咎められることもないようです。毎回、速報していますから・・
ほぼ、大型の弾薬庫は全部破壊されたでしょう。
ロシア軍は、せっかく弾薬を備蓄してもパルチザンに発見されると、ウクライナ軍に通報されてミサイルかハイマースを撃ち込まれます。司令部などもそうですし、レーダーなどの軍事施設もそうです。
こうやって後方の軍事施設をミサイルで破壊してロシア軍にダメージを与えます。結果としてそれが、前線部隊では弾薬や物資の不足になり、指揮命令系統の混乱になります。そうして徐々に前線部隊を弱体化させるのは、去年もウクライナ軍が行った戦術です。
そうすると、どうなるか?
やがて、最前線では弾薬や食料が不足し始めます。そのために退却せざるを得なくなります。これを繰り返すと前線の位置が、ずるずると下がっていきます。去年へルソン州西側のロシア軍で実際に起きたことです。時間は、かかりますが前線のロシア兵は確実に弱体化します。今年も、最前線では膠着状態にありますが、そうなりそうな気配です。
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/