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「岩の思い」透明水彩画 30号F 2007年作(個人蔵)
インド・カルナータカ州、ハンピ
インドのハンピ村のマンゴツリィーレストランで知り合った面白い方に、インド人セレブのスリーニワースさんがいてまして、彼はハイダラーバードからバカンスのために、この村へ子供と3人で来ていました。
彼の仕事はコンクリートプラントの技術者で、その関係で来日したこともあってかして、私の下手な英語を根気良く聴いてくれました。
(彼は東京の地下鉄が、何層にも走っていることに驚いたそうです。)
彼と話が盛り上がってしまい、仲良くなって食事の後に、ロックペインティング(岩に描いてある壁画遺跡)を一緒に見に行くことになりました。
この遺跡はレストランの裏側にある遺跡で、大岩が重なりあった隙間の洞穴みたいな場所のどこかに古代の絵が描いてあるのですが、岩に水をかけないと絵が現われない不思議な絵なんだそうです。
以前からオーナーさんに話は聞いていたのですが、場所が分からずじまいでいたので、とてもラッキーです。
スリーニワースさんがこの村で借りていたレンタルバイクに、彼と娘さん2人と私の計4人乗って、水持っていざ出発いたしました。
細いジャングルみたいなバナナの道をどんどん進んでいきます。久々のバイクの風はとても気持ちいいです~♪
が、2分で到着。
「こんなヒッソリした所にあったのか~」っと思いながら藪をかき分けて入って行きますと・・・。
大きな岩が重なり合っていまして、下の隙間には雨風しのいで人が十分生活出来るスペースがありました。
さっそく皆で古代の絵を探しましたが見当たりません。
ペットボトルに入れて持ってきた4リッターほどの水を、皆でビシャビシャ掛け始めました。
娘さんはちびっ子なので、単純に大はしゃぎ・・・・です。
ヤバイ!だんだん水の掛け合いにエスカレートしてきました。ひえぇぇぇ~
結局古代の壁画を発見することなく水が無くなってしまったので、明日またチャレンジすることになりました。
翌日、昼食の後また4人でロックペインティングに行きました。
スリーニワースさんは昨日のチャレンジの後、マンゴツリィーのオーナーに詳しい情報を聴き直し、3人で水持って探しに行ったらしく 「今日は清隆に見せてやる!」 と余裕でした。
また水持って気持ちよくバイク4人で乗り、2分のドライブで到着。
茂みをかき分け大岩の隙間に入り、昨日探していた所と全然逆の場所で、「ここなんだよ~」っと彼はなにも見えない岩肌に、ペットボトルの水をビシャ!ビシャ!と、いきよい良く掛け始めました。
すると今まで見えなかった絵が浮き出てくるではありませんか!!!スゴイ
古代の絵は鹿とか人とか良く分からない模様とかで、いつごろの時代なのかは解説が無いので不明です。良く岩を見ますと濡らさなくてもなんとなく分かりましたが、水を掛けないとやっぱり分かりづらかったです。
あ~ こういう時にカメラがいるよな! 反省。