ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

ゾウさん

2008-08-17 16:48:20 | 透明水彩画インド
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「バナナの道」透明水彩画 30号F 2007年作
インド・カルナータカ州、ハンピ


インド・ハンピ村のマンゴツリィーレストランで仲良くなったスリーニワースさんは、娘さん2人だけを(5歳と7歳ぐらい)夜行長距離バスに乗せて、ハイダラーバードのお家に帰しました。初めての子供だけ移動で、とても心配していましたが、無事に到着いたしました。
娘さんに携帯電話を持たせていたので、夜行バスから寂しくて何回も電話してきたそうです。(実は娘さん達、ママシックになってしまい突然の帰宅になりました。)

思わぬハプニングで開放されたスリーニワースさんは、ハンピ村に残りのんびり休暇を楽しんでいました。
そんなある日、いつものようにマンゴツリィーレストランで、一緒に食事をして喋っていたら、宇宙の現代科学話にお互い火がつきまして、超ひも理論だとか、質量の起源だとか、暗黒物質だとか、暗黒エネルギーだとか・・・・(彼は、基本英語もろくに喋れない私と、絵文字も交えて根気よく付き合ってくれました。)などなどと、いっぱいおしゃべりして大満足です。
(少なくとも私はです。)

最後にスリーニワースさんは、宇宙をあれこれ観察している私達を、たとえ話で締めくくってくれます。


目の見えない5人の人間がいたとしましょう。
そこに1匹のゾウが現われました。

たまたま一人はゾウの鼻を触り 
「これは大きなヘビだ!」 と言いました。

たまたま一人はゾウの足を触り 
「これは木だ!」 と言いました。

たまたま一人はゾウの耳を触り 
「これは動物の干した皮だ!」 と言いました。

たまたま一人はゾウのお腹を触り 
「これは壁だ!」 と言いました。

たまたま一人はゾウの尻尾を触り 
「これはホウキだ!」 と言いました。

はたして誰が合っているのでしょうか?
はたして誰が全てを知る事が出来るのでしょうか?

※訳:ろくびー


優しくてユーモラスだったな~ スリーニワースさん♪



コメント (2)
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