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「ちびっ子タイム」透明水彩画 4号F 2006年作
インド・ラジャスターン州、ジョードプル
2006年インド・ラジャスターン州ジョードプルで仲良くなったHIDEさんと、ラジャスターン州ぐるっと回るツアーをいたしまして、最後の目的地、砂漠の町ジャイサルメールに行ったときのお話しです。
■HIDEさんのHPはこちらです。
■HIDEさんとジャイサルメールはこちらです。
ジャイサルメールは、ものすごく暑い町だと聞いていたので、ぐるっとツアーの終盤の10月初めごろに行くことにいたしました。
(アプローチはジャイプルからの夜行列車で、翌日の昼ごろジャイサルメール到着を利用いたしました。)
寝台列車で一夜を過ごし、夜が明けて車窓からの風景を眺めて見ると、世界が変わっていました。砂漠っぽい乾いた荒野のなだらかな丘が幾重にも続き、日本で見れない異国の世界がどんどん流れていて、なんとなく胸がドキドキしました。
ドキドキしてたら腸の調子も活発になり、トイレに行きたくなったので、列車に揺られながらトイレに向かいました。
トイレは和便みたいにしゃがみ式で、列車の外側を向くように座ります。座ると目の前には乳白の大きなアクリル製明かり窓がありまして(42型薄型テレビサイズ)、日中は明るく軽やかにトイレに集中出来るようになっています。
が、 「ダァタァン・ダァタァン、ダァタァン・ダァタァン、・・・・・・」
あるはずのアクリル製明かり窓が抜け落ちていて、跡形もありません。大音響と爽やかな風とともに、目の前にはおもいっきり荒野が流れています・・・・ダァタァン・ダァタァン・・・
ゆれた勢いで列車の外に飛び出しそうで(私が)、ちょっぴり危険でしたが、
気持ちいいです。最高です。人生最大の贅沢トイレだと思います。
酔いしれました。ゆっくり味わってしまいました。終わるのがイヤだ!とさえ思いました。
結局 「何を」 出し切ってしまい、後始末をして渋々トイレから出ることになりました。
未練タラタラでトイレのドアを開けて、通路に出たとたん!
「えっほ! えっほ! げっほ! げっほ!・・・・!!!」
列車の車内は砂煙で薄暗く、視界が5メーターぐらいになっていて、まるでインディージョーンズに出て来る砂漠の怪しい世界になっていました。げっほ・・・・!!
砂煙には味がありまして、思い出すのが小学生の頃の運動会のかけっこで、ころんで口に入った、ほろ苦い砂の味なんです。なんだか悲しい味だ~ げっほ!
砂嵐の中に列車が突入したもんですから、HIDEさんも皆さんも慌てて窓閉めたお陰で、なんとか呼吸出来るぐらいになりました。ふううぅぅぅ~
が、 「あっつぅ! 暑い! 熱い~! あっちぃー!!!」
一難去ってまた一難。
砂で真っ白になった座席を手で払いながら、インドのカルマ(業)をおもい知らされました。
つづく
※本題は次回になります。
「ちびっ子タイム」透明水彩画 4号F 2006年作
インド・ラジャスターン州、ジョードプル
2006年インド・ラジャスターン州ジョードプルで仲良くなったHIDEさんと、ラジャスターン州ぐるっと回るツアーをいたしまして、最後の目的地、砂漠の町ジャイサルメールに行ったときのお話しです。
■HIDEさんのHPはこちらです。
■HIDEさんとジャイサルメールはこちらです。
ジャイサルメールは、ものすごく暑い町だと聞いていたので、ぐるっとツアーの終盤の10月初めごろに行くことにいたしました。
(アプローチはジャイプルからの夜行列車で、翌日の昼ごろジャイサルメール到着を利用いたしました。)
寝台列車で一夜を過ごし、夜が明けて車窓からの風景を眺めて見ると、世界が変わっていました。砂漠っぽい乾いた荒野のなだらかな丘が幾重にも続き、日本で見れない異国の世界がどんどん流れていて、なんとなく胸がドキドキしました。
ドキドキしてたら腸の調子も活発になり、トイレに行きたくなったので、列車に揺られながらトイレに向かいました。
トイレは和便みたいにしゃがみ式で、列車の外側を向くように座ります。座ると目の前には乳白の大きなアクリル製明かり窓がありまして(42型薄型テレビサイズ)、日中は明るく軽やかにトイレに集中出来るようになっています。
が、 「ダァタァン・ダァタァン、ダァタァン・ダァタァン、・・・・・・」
あるはずのアクリル製明かり窓が抜け落ちていて、跡形もありません。大音響と爽やかな風とともに、目の前にはおもいっきり荒野が流れています・・・・ダァタァン・ダァタァン・・・
ゆれた勢いで列車の外に飛び出しそうで(私が)、ちょっぴり危険でしたが、
気持ちいいです。最高です。人生最大の贅沢トイレだと思います。
酔いしれました。ゆっくり味わってしまいました。終わるのがイヤだ!とさえ思いました。
結局 「何を」 出し切ってしまい、後始末をして渋々トイレから出ることになりました。
未練タラタラでトイレのドアを開けて、通路に出たとたん!
「えっほ! えっほ! げっほ! げっほ!・・・・!!!」
列車の車内は砂煙で薄暗く、視界が5メーターぐらいになっていて、まるでインディージョーンズに出て来る砂漠の怪しい世界になっていました。げっほ・・・・!!
砂煙には味がありまして、思い出すのが小学生の頃の運動会のかけっこで、ころんで口に入った、ほろ苦い砂の味なんです。なんだか悲しい味だ~ げっほ!
砂嵐の中に列車が突入したもんですから、HIDEさんも皆さんも慌てて窓閉めたお陰で、なんとか呼吸出来るぐらいになりました。ふううぅぅぅ~
が、 「あっつぅ! 暑い! 熱い~! あっちぃー!!!」
一難去ってまた一難。
砂で真っ白になった座席を手で払いながら、インドのカルマ(業)をおもい知らされました。
つづく
※本題は次回になります。