ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

インド・ハンピ村の思い出

2008-08-06 00:47:50 | 透明水彩画インド
Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 
「遺跡の住人」透明水彩画 4号F 2007年作(個人蔵)
インド・カルナータカ州、ハンピ 


ハンピ村で私が泊まっていたホテルは2階建てのホテルで、隣の部屋に長期で滞在されてた韓国人女性のヒーアさんと、よく晩御飯を同じレストランで食べていました。
彼女は建築関係の仕事をされているらしく、ボスと相談して長期休暇でインドに来たそうです。
彼女がハンピを出る時にレストランのオーナーが、お酒とフィシュカレーやチキンカレーをご馳走してくれるということで、私もついでに誘われて参加させて頂きました。

ハンピ村はお酒と肉が宗教上禁止の村だったので、隣町までわざわざオートリキシャーに3人で乗って行ってのさよならパーティーになります。

隣町のレストランに着くと、日ごろハンピ村でお酒が飲めないせいか、オーナーさんはじゃんじゃん強いお酒を飲み始めました。お酒が入ると普段無口なはずのオーナーさんは、インド不思議話を喋る喋る♪
例えばここから遠い村に家族旅行に行った時に、食事を1年半も食べていない不思議な女性に棒で叩かれてから運が良くなって、レストラン経営がうまく行ったとか・・・の類です。

いよいよ酔いが回ってきて、超ご機嫌になったころには、話もぐるぐる回って何言ってんだか分かりませんでした。
その間料理はオーナーさんが色々私達のために注文してくださってたので、どんどん出てきます。
が、私が超食べたかった川魚のカレーが売り切れで出てこなかったのが残念でした。

食べきれないぐらいにご馳走になって、またオートリキシャーに乗って仲良くご機嫌にハンピ村に帰ったのは、夜中の1時過ぎで、帰り道のバナナ畑や、やしの木や、民家の窓の光や、遺跡の陰や、沢山の星達がとても綺麗でした。


あの楽しい帰り道の風の匂いを、今でもはっきり覚えています。




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インド・ハンピ村でオオタカ飛来!

2008-08-05 00:13:28 | 透明水彩画インド
Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 
「丘の大木」透明水彩画 30号F 2007年作(個人蔵)
インド・カルナータカ州、ハンピ 


ハンピ村で良く見かけるタカは、川魚を取る頭が白色で体が赤茶色のまあまあ大きいタカと、ハヤブサ位の中ぐらいのタカと、オオタカ位大きなタカです。

赤茶色のタカは魚好きなのかして、川沿いを良く飛んでいます。中ぐらいのタカは、たまに電線に止まってたり、獲物を探してぐるぐる回ってたりと結構身近に見れます。
オオタカは良く空の上で止まって様子をうかがってたりしてまして、かなりカッコイイです。

そんなある日、ハンピ村の外れにある屋根付き回廊遺跡の回廊中を、何気なく芝生を見ながら歩いていたら、3メーター先の芝生に突然オオタカが舞い降りて来て、何かを捕まえました。オオタカが捕まえたは獲物はどうやらヘビみたいで、バタバタもがく尻尾が見えました。
とにかくオオタカさんデカイです。びっくり級です。
オオタカがヘビを捕まえているラッキーな瞬間に、3メーターの距離から見れるなんてとても幸運だ!っと思ってニヤケタ瞬間、私に気付いたオオタカは獲物を捨てて慌てて飛び去りました。(この間約5秒)

私がいたおかげで命拾いしたヘビは、ムクッと頭を持ち上げ、空めがけて「シャァァァー」って怒ってました。
が、頭を持ち上げたヘビさんは なんと・・・

コブラですぅぅぅぅ!!!  ひえぇぇぇ!!!

インドに10ヶ月居ましたが、このとき初めて野生のコブラを見ました。しかも毎日散歩している芝生の中に居るなんて!案外危ないのね♪

ラーキーなコブラは、から威張りで空めがけてイカツイ模様を大きく広げて怒ってましたが、気がすんだのかしてスタスタニョロニョロ私の方めがけて逃げてきました。ヤバイと思いつつも探検帽子で捕まえてやろうかと一瞬思いましたが、ここで死ぬのもつまらないと思い直し、足元の遺跡の隙間に消えていくコブラを見送りました。

「さようなら~ お互いラッキーと言うことで♪」


また盆と正月いっぺんに来た級のラッキー見てみて~




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インド・ハンピ村の緑ヘビ 【山中清隆展に来て下さった皆様 どうもありがとうございました。】

2008-08-03 12:47:21 | 透明水彩画インド
Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 
「遺跡の思い出」透明水彩画 30号F 2007年作(個人蔵)
インド・カルナータカ州、ハンピ 

※山中清隆展に来て下さった皆様 どうもありがとうございました。
皆様の応援を励みにゆっくりですが、絵の制作活動をしていきますので、今後もよろしくお願いいたします。


ハンピ村でカメレオン捕獲事件があってから、いよいよ茂みや草むらや木や石垣などに釘づけになりながら歩く、変な絵描きになってしまいましたが、その後一度もカメレオンを発見できませんでした。

たまに見れるのが、大きなツタの葉っぱにチョコンと乗っかって、首を上げて通り行く人々を眺めている緑色の小さな可愛らしいヘビです。
この綺麗な緑色のヘビは、顔がマンガみたいに可愛らしく、地元のインド人に尋ねたところ、毒は無くて危なくないみたいです。

カモフラージュの緑色の体が効いていて、発見するのに時間がかかりますが、たいがい目の前に居てまして、私が不意に見つけることが出来て「うわっ」と驚くと、ヘビの方も見つかったことに「うわっ」と驚いて、スタコラ逃げていきます。
見つけることが出来なかったら、ただ私達を眺め放題みたいです。


可愛かったな~ 緑ヘビ♪




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 インド・ハンピ村にてカメレオン発見!② 【山中清隆展 開催中 8月2日まで】

2008-08-02 09:38:55 | 透明水彩画インド
Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 
「緑オオムと青い家」透明水彩画 4号F 2006年作(個人蔵)
インド・ラジャスターン州、ジョードプル 
※第一部「インド・ネパール水彩画展」より。



【山中清隆展 開催のお知らせです。】
2008年7月21日(月)~8月2日(土) 会場:大阪・北浜 ギャラリーもず
■個展について詳しくはこちらからです。


カメレオンがハンピ村に居ると分かってからの私は、心がウキウキしてしまい、どうしても捕まえたいと強く思っていました。
ただこの村の人々が、カメレオンのことを大嫌いで、舌に毒があるとか気持ち悪いとか思っていることも分かりまして、たとえ捕まえてもホテルの部屋で飼うのは無理みたいでした。

村はずれにある川沿いのマンゴツリィーと言う美味しいレストランに行く途中、ワクワクとカメレオン探ししながら、以前に茶色のカメレオンを見た茂みの付近を歩いていたら、茂みの反対側の道の端っこを、なにやらテクテク走っている動物がいました。
ネコみたいにひょうひょうと小走りしています・・・・。 が、緑色!!!

あぁぁぁぁっ  カメレオンが小走りしてる~♪

慌てて右手で捕まえました。体のサイズはポストカード(14センチ)位で、尻尾まで入れると長さ23センチ位の緑色の柄入りです。
強引に取り押さえられたカメレオンは顔をこちらに向け、口を大きく開けて「ハァァァ~」と言って怒り、可愛い白い手足を不思議な角度で曲げて、私の指を握ってきました。カメレオンの指は爪が鋭くて、握られるとかなり痛いです。

あまり痛いので、かぶっていた探検帽子を脱いで、もがくカメレオンを中に入れてくるみまして、たまに顔が出てきたり腕がでてきたりしながら何とかマンゴツリィーレストランまで運びました。
マンゴツリィーレストランは、外人だらけのオープンレストランで、大きなマンゴの木の下に靴を脱いで、お座敷風に川を眺めながら食事出来るようになっています。

レストランのオーナーと従業員とは仲良しなので、カメレオンを持ってても怒られませんでした。
オープンお座敷の一角にカメレオンを放しましたら、食事中の外人の皆さんが、大喜びでワーとやって来まして、みんなに囲まれパシパシ写真を取られて大変な人気者になりました。

初め緑色だったカメレオンは白っぽい石の上では色が抜けて明るくなり、また皆さん大喜びで、パシパシパシっとシャッターの音が響きます。

今度は木に登りはじめまして、またこの登りかたが可愛いもんですから皆さん大喜びで、
パシパシパシパシっとシャッターの音が響きます。

手のとどかないところまで登ったカメレオンは、すぐに木に溶け込んで見えなくなり、皆さん何事もなかったように席に戻ってお食事再開されまして、ちょっとしたショータイムにご満悦みたいでした。


またカメレオン捕まえたいな~♪


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 インド・ハンピ村にてカメレオン発見! 【山中清隆展 開催中 8月2日まで】

2008-08-01 09:02:26 | 透明水彩画インド
Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 
「どっこいしょ」透明水彩画 30号F 2006年作
インド・ラジャスターン州、ウダイプル 
※第一部「インド・ネパール水彩画展」より。



【山中清隆展 開催のお知らせです。】
2008年7月21日(月)~8月2日(土) 会場:大阪・北浜 ギャラリーもず
■個展について詳しくはこちらからです。


ハンピ村にある大きな川には橋が無くて、対岸の隣村に行く場合はお椀形の船に乗って、どんぶらこ~どんぶらこ~と揺られながら渡ることになります。木の繊維?で編んでコールタールを表面に塗っただけの直径2.5メター位の簡単なこの船に、バイク3台と人10人位乗せて渡るんですから・・・・浮いてるのが不思議です。

川沿いの土手道の陸側には遺跡がありまして、その茂みの中に見たことのない茶色のトカゲらしき動物が、顔を覗かせていたので近寄ってみました。

大きさは23センチ位で、顔が縦に平ちゃく目が両サイドに付いていて、チグハグに見ている感じです。1メーター位寄ったところで突然反転して茂みの中に逃げていきました。
逃げ方が少しドンくさ系で可愛らしかったです。ひょっとしてカメレオンかな?と思いましたが、緑色じゃないしインドに居てると思えないし、正体不明です。

3日後にハンピ村から少し離れた車の通れる道路を歩いていたら、車にひかれたての死んだ緑色の動物を発見!近寄ってみると大きさ10センチ位のトカゲみたいでしたが、尻尾は蚊取り線香みたいに巻いていて、手は白く指はチョキ形2本ですが、よく見ると3本と2本の指がちゃんとありまして、顔は縦に平べったく目は両サイドに付いていて、チグハグに見える感じです・・・・・カメレオン?

「オオォォォ!!!カメレオンやんか~♪」

いきなりハイテンションになった私は、その日から茂みや木や道端に目を皿のようにして、
カメレオンを探しながら歩く絵描きになってしまいました。


カメレオンに会いて~♪



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