松大かわティ ブログ

松本大学の学生からの質問回答です。心理学、発達心理学、生徒指導概論、教育相談の受講生の皆さんからです・

質問と回答:20161202「子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!」後半 のレポートから

2016-12-03 20:14:49 | 日記
1. 先生は学校現場などでいじめが発覚した場合、どのような対処を取りますか?また、なかなかいじめがなくならないのはなぜだと思いますか?
  答:これは、そんなに、簡単に、一言では答えられません。というのは、子どもたちの状況にもよるし、背景となる友人との関係もどのようなものかを考えると、これだけが正しいという方法はありません。また、いじめがなくならない理由についても、いろいろな要因を考えることができます。いじめについては、生徒指導および教育相談の授業で、詳しく取り上げてゆく予定です。


2. 先生は、子育てもするときに一番気をつけたことはどんなことですか。叱り方に工夫はありましたか。
  答:私は、子どもをほとんど叱ったことがありません。というより、叱る必要がありませんでした。でも、ほめ方は工夫していました。気をつけていたのは、「よけいなことを言わない」でも、「必要だと思ったことだけを言う」ようにしていました。もちろん、だからといって、話をしないわけではなく、遊びや本の話や、いっしょに遊ぶことはしていました。できるだけ、話をしたり余計なことを言うのでなく、子どもと一緒にいることが、一番大切だと思っていました。


3. 先生はつまらなそうに学習している生徒にどう対応しますか?
  答:いますよねえ。つまらなそうに、授業を聞いたりしている学生が。でも、つまらない理由は、人はよって違うかもしれません。彼女に冷たくされたり、けんかしたのかもしれないし、ゲームがうまく進まないのかもしれないし、飲みすぎで頭が痛いのかもしれないし、食べすぎで胃の調子が割るが悪かったり、お腹をこわしていたり・・・・小学生や中学生だって、それぞれ理由があるかもしれません。まあ、せいぜい、「どうしたの、何かあったの?」というくらいですね。帰属の錯誤という概念があって、人は、他人を見るときには、その人の態度や性格に帰属しがちですが、子どもだって、いろいろ悩みがあるのです。いつも先生の期待通りに、がんばっているいる生徒は、どこかで折れてしまう気がしますが・・・