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メディア研が夏合宿 震災25年報道を重点課題に

2019-09-20 12:57:26 | 活動記録
 9月19日から2日間にわたり、メディア研の設立以来初となる夏合宿が神戸市灘区の神戸学生青年センターで行われました。8月に発生した大型台風の影響で1か月の順延となった合宿でしたが、普段よりも時間をかけた内容の濃い研修や討議が行われました。年度後半は、「震災を知らない学生たちに、どう震災を知ってもらうか」を重点テーマに活動することを確認しました。<渡邊志保>


(写真:メディア研の設立以来初となる夏合宿 2019年9月19日、神戸市灘区の神戸学生青年センターで)

 初日は原稿執筆や取材にあたっての基礎を学ぶことから始まりました。取材源の秘匿など基本的な要件を確認し、部員たちはメモを取りながら聞き入っていました。
 その後、部員一人ひとりは、4月から9月までに取材・執筆してきた内容を振り返って報告を行いました。
 これまで、取材活動での経験を部員同士で共有する機会は少なかったため、一人ひとりの取材現場での経験談は新鮮で、同時に改善点も多く見つかりました。
 ブログにアップした記事の中身や本数を確認することを通じて、メディア研が本格的に始動した4月以降の活動結果を可視化することができました。

 また、業界で働く神戸大OBも加わっての勉強会もありました。
 8月6日の神戸大端艇部のボート転覆に関するテレビ各局の昼のニュースを視聴。ニュースのオーダー(順番)、映像やテロップでの報じ方、コメントの構成を比較しながら、ニュースの印象や伝わりかたを議論しました。
 新聞現場の見出しのつけかたや、紙面の割り付けの基本を学んだり、実際に記事を読んで見出しをつける実習もありました。
 新聞広告やテレビCMの実物を見ながら、心に響くビジュアルやコピーを学ぶ研修も新鮮でした。新聞のラッピング広告や見開き広告、テレビCMのバージョン違いなど、さまざまな手法を知ることができました。

 2日目は、来年(2020年)1月で25年になる、阪神・淡路大震災企画について話し合いました。
 例年、1月17日の昼に、大学の慰霊碑に遺族や大学教職員が参列して献花式が行われます。しかし、六甲台では現役学生の姿がほとんどないのが現実で、「もっと現役学生に震災を知ってもらえないか」という方針を改めて確認しました。
 震災関連のインタビュー取材や、亡くなった学生の関連取材、六甲祭でのトークセッション、1月16日から17日の速報体制などの分担を決めました。

 7月24日に、メディア研はPRうちわを配布しましたが、ここには「2020年1月17日 阪神淡路大震災から25年」と刷り込まれていました。
 年度後半の重点活動として、「震災を知らない学生たちに、どう震災を知ってもらうか」、「そのためにはどうメディアを駆使してメッセージを発信するか」がテーマになります。


(写真:部員たちはメモを取りながら聞き入っていました)