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司法試験合格者数、阪大抜いて7位に 神戸大法科大学院

2021-01-21 21:12:42 | ニュース
 法務省は1月20日、令和2(2020)年の司法試験の総合合格(最終合格)の発表を行った。実施日程の変更で例年より4か月遅れの発表だった。法科大学院別の合格者数ランキングでは神戸大は62人と前年より18人増え、再び阪大を逆転して7位だった。合格率は49.2%で9位だった。

 1月20日、法務省は2020年司法試験に前年より52人少ない1450人が合格したと発表した。新しい試験に完全移行した2012年以降最も少ない合格者数だった。最年長は65歳、最年少は20歳だった。受験者数自体が前年より763人減り、合格率は5.53ポイント上昇して39.16%だった。

 今回の試験は、新型コロナウイルスの影響で実施時期を5月から8月に延期し、辞退者には受験料を返還する措置を取った。発表も例年の9月中旬から4か月遅れの1月になった。

 司法試験の受験の仕組みは、法科大学院を修了するか、予備試験に合格することで、受験資格を得られる。法科大学院制度は2004年度から始まり、最も多い時期で74校が開校されたが、学生募集を続ける方針の法科大学院は36校まで減っている。

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 1月23日には、神戸大学法科大学院・神戸大学法科大学院同窓会の共催で、zoomのオンラインミーティング方式で司法試験合格祝賀会が開催された。法科大学院サイトによると、本年度司法試験合格者62名からも多数の参加があったほか、教員、卒業生の法曹関係者、在学生を合わせ、100人あまりが参加登録を行う盛会となった。(法科大学院サイト:http://www.law.kobe-u.ac.jp/LawSchool/history/event/celebration2020.html


《法科大学院別の合格者数と合格率》
        2020年(合格率) 2019年      2018年(順 位)
  1位 東 大126人(59・4) 134人( 2位)  121人( 2位)
  2位 慶 大125人(49・8) 152人( 1位)  118人( 3位)
  3位 京 大107人(57・8) 126人( 3位)  128人( 1位)
  4位 中央大 85人(29・4) 109人( 4位)  101人( 5位)
  5位 一橋大 84人(70・6)  67人( 6位)   72人( 6位)
  6位 早 大 75人(36・1) 106人( 5位)  110人( 4位)
  7位 神戸大 62人(49・2)  44人( 8位)   51人( 7位)
  8位 阪 大 34人(37・8)  46人( 7位)   50人( 8位)
  9位 明 大 30人(23・6)  26人( 9位)   25人( 9位)
 10位 同 大 28人(23・7)   9人(24位)   24人(12位)

 11位 東北大 26人(53・1)  20人(14位)   15人(17位)
 12位 名 大 23人(40・4)  25人(10位)   29人(11位)
 13位 九 大 21人(46・7)  20人(14位)   29人( 9位)
 13位 日 大 21人(25・9)  14人(18位)    9人(25位)
 15位 首都大 20人(23・0)  22人(13位)   23人(13位)
 16位 北 大 19人(21・6)  25人(10位)   23人(13位)
 17位 創価大 16人(34・0)  16人(17位)   13人(19位)
 18位 筑波大 15人(26・8)  18人(16位)   10人(23位)
 19位 大市大 12人(23・1)   9人(24位)   11人(21位)
 20位 関 学 10人(21・7)  12人(20位)    8人(27位)
 20位 関 大 10人(18・2)  12人(20位)    6人(28位)

 22位 千葉大  9人(18・8)  12人(20位)   10人(23位)
 23位 岡山大  8人(26・7)   7人(28位)   11人(21位)
 23位 専修大  8人(20・0)   7人(28位)    5人(32位)
 23位 法政大  8人(16・3)   7人(28位)   17人(15位)
 23位 上智大  8人(10・8)  11人(23位)   18人(14位)
 23位 立 命  8人(10・7)  24人(12位)   15人(17位)
 28位 愛知大  7人(77・8)   2人(44位)    3人(40位)
 29位 琉球大  6人(23・1)   5人(33位)    4人(34位)
 29位 広島大  6人(19・4)  14人(18位)   12人(20位)

 31位 西南学院大5人(20・8)   1人(50位)    6人(28位)
 31位 学習院  5人(13・5)   6人(32位)   16人(16位)
 31位 立教大  5人(10・4)   7人(28位)    9人(25位)
 34位 甲南大  4人(16・0)   4人(34位)    6人(28位)
 34位 青学大  4人(14・8)   4人(34位)    6人(28位)
 34位 横国大  4人(10・5)   9人(24位)    2人(48位)
 37位 南山大  3人(23・1)   4人(34位)    6人(28位)
 37位 近 大  3人(20・0)   2人(44位)    1人(56位)
 39位 広島修道大2人(28・6)   1人(50位)    0人(➖➖位)
 39位 京産大  2人(20・0)   1人(50位)    4人(34位)
 39位 名城大  2人(15・4)   1人(50位)    4人(34位)
 39位 大東文化大2人(12・5)   1人(50位)    1人(56位)
 39位 福岡大  2人(11・1)   3人(39位)    4人(34位)
 39位 金沢大  2人(10・5)   4人(34位)    1人(56位)
 39位 成蹊大  2人( 8・3)   8人(27位)    4人(34位)
 39位 駒澤大  2人( 8・0)   0人(➖➖位)   3人(40位)
 39位 桐蔭横浜大2人( 7・1)   4人(34位)    1人(56位)

 48位 鹿児島大 1人(50・0)   0人(➖➖位)   2人(48位)
 48位 静岡大  1人(16・7)   2人(44位)    2人(48位)
 48位 信州大  1人(14・3)   3人(39位)    5人(32位)
 48位 東洋大  1人(14・3)   0人(➖➖位)   1人(56位)

     大宮法科大0人(➖➖位)    2人(44位)   1人(56位)
     東海大  0人(➖➖位)    2人(44位)   0人(➖➖位)
     東北学院大0人(➖➖位)    0人(➖➖位)  3人(40位)
     愛知学院大0人(➖➖位)    3人(39位)   1人(56位)
     大阪学院大0人(➖➖位)    0人(➖➖位)  0人(➖➖位)
     香川大  0人(➖➖位)    1人(50位)   3人(40位)
     神奈川大 0人(➖➖位)    2人(44位)   0人(➖➖位)
     関東学院大0人(➖➖位)    1人(50位)   2人(48位)
     熊本大  0人(➖➖位)    0人(➖➖位)  3人(40位)
     久留米大 0人(➖➖位)    0人(➖➖位)  0人(➖➖位)
     國學院大 0人(➖➖位)    3人(39位)   3人(40位)
     島根大  0人(➖➖位)    1人(50位)   2人(48位)
     駿河台大 0人(➖➖位)    0人(➖➖位)  0人(➖➖位)
     中京大  0人(➖➖位)    3人(39位)   0人(➖➖位)
     独協大  0人(➖➖位)    1人(50位)   2人(48位)
     新潟大  0人(➖➖位)    0人(➖➖位)  0人(➖➖位)
     白鴎大  0人(➖➖位)    0人(➖➖位)  2人(48位)
     北海学園大0人(➖➖位)    0人(➖➖位)  3人(40位)
     明治学院大0人(➖➖位)    1人(50位)   3人(40位)
     山梨学院大0人(➖➖位)    1人(50位)   4人(34位)
     龍谷大  0人(➖➖位)    0人(➖➖位)  2人(48位)

《2020年 法科大学院別 司法試験合格者率ランキング》
順位 法科大学院名 合格率(対受験者数)
予備試験合格者89.4%
 1位 愛知大 77.8%
 2位 一橋大 70.6%
 3位 東 大 59.4%
 4位 京 大 57.8%
 5位 東北大 53.1%
 6位 鹿児島大50.0%
 7位 慶 大 49.8%
 8位 神戸大 49.2%
 9位 九 大 46.7%
10位 名 大 40.4%
11位 阪 大 37.8%
12位 早 大 36.1%
13位 創価大 34.0%
14位 中 大 29.4%
15位 広島修道大28.6%
16位 筑波大 26.8%
17位 岡山大 26.7%
18位 日 大 25.9%
19位 同 大23.7%
20位 明 大 23.6%

21位 大市大 23.1%
21位 南山大 23.1%
21位 琉球大 23.1%
24位 首都大 23.0%
25位 関学大 21.7%
26位 北 大 21.6%
27位 西南学院大20.8%
28位 京産大 20.0%
28位 近 大 20.0%
28位 専修大 20.0%

31位 広島大 19.4%
32位 千葉大 18.8%
33位 関 大 18.2%
34位 静岡大 16.7%
35位 法政大 16.3%
36位 甲南大16.0%
37位 名城大 15.4%
38位 青学大 14.8%
39位 信州大 14.3%
39位 東洋大 14.3%

41位 学習院 13.5%
42位 大東文化大12.5%
43位 福岡大 11.1%
44位 上智大 10.8%
45位 立命館 10.7%
46位 金沢大 10.5%
46位 横国大 10.5%
48位 立教大 10.4%
49位 成蹊大 8.3%
50位 駒澤大 8.0%

51位 桐蔭横浜大7.1%

愛知学院大0.0%
大阪学院大0.0%
香川大 0.0%
神奈川大0.0%
関東学院大0.0%
熊本大 0.0%
久留米大0.0%
國學院大0.0%
島根大 0.0%
駿河台大0.0%
中京大 0.0%
獨協大 0.0%
新潟大 0.0%
白鴎大 0.0%
北海学園大0.0%
明治学院大0.0%
山梨学院大0.0%
龍谷大 0.0%
大宮法科大0.0%
東海大 0.0%
東北学院大0.0%

(写真下:神戸大法学部・法学研究科のある六甲台第1キャンパス第2学舎)




神戸大法科大学院は全国6位 2020年の司法試験合格率

2021-01-21 15:29:57 | ニュース
 神戸大法科大学院が令和2年の司法試験合格率をホームページに掲載し、九大、阪大、名大、中央大などを上回り、最終合格率は全国6位の49.2%だったとランキング表付きで発表した。
 
 それによると、令和2年の法科大学院別最終合格率の1位は一橋大学の70.6%、2位は東大の59.4%、3位京大57.8%、4位東北大53%、5位慶応大49.8%、6位が神戸大で49.2%だった。

詳しくは神戸大法科大学院サイト、http://www.law.kobe-u.ac.jp/LawSchool/history/ 参照。

(画像下:令和2年司法試験合格率ランキング)




阪神・淡路大震災復興祭「灘チャレンジ」 オンラインで開催

2021-01-21 14:32:02 | ニュース
 コロナ禍で延期になっていた「灘チャレンジ」(主催=同実行委員会)が、1月17日、YouTubeライブで生配信された。今年は新しい形として、阪神・淡路大震災や防災に関する情報をまとめた特設サイトと、豪華景品が当たるリアルタイム企画「灘チャde抽選会」の2本立てで開催された。<前田万亜矢>


(画像:リアルタイム企画「灘チャde抽選会」を開催中の実行委員。2021年1月17日のスクリーンショットから。)

 「灘チャレンジ」とは、毎年6月下旬から7月上旬に神戸市灘区の都賀川公園周辺で開かれる、地域の住民と学生の手で開催する夏祭り。阪神・淡路大震災の復興祭として1995年に始まった。近年は、震災のことを学生と市民が振り返り、地域の絆を考える大切な場として続けられてきた。今年は、コロナウイルス感染症拡大の影響でいったんは9月に延期。震災や防災に関する情報をまとめた特設サイトと、1月17日のリアルタイム企画「灘チャde抽選会」の2本立てで開催することになった。

 12月25日に公開された特設サイトは、「防災特集」、「灘区紹介」、「例年の灘チャレンジ紹介」と3つの特集で構成。
 「防災特集」では、まず震災に焦点を当て、データから見る被害の概要、また震災後の取り組みとして、兵庫県内にある防災センターを紹介。「災害学習×デート」として実行委員会がデートプランを考える企画もあった。
 水害についての知識や、備える準備、神戸の過去の被害についても特集。また、災害時取るべき行動、非常食に関する知識、災害用伝言ダイヤル171についても紹介した。
 「灘区紹介」では、区の歴史や、水道筋商店街を紹介。「例年の灘チャレンジ紹介」では、多くの写真を掲載し、いつものの灘チャレンジをイメージできるものとなっている。

 1月17日16時から開始されたリアルタイム企画「灘チャde抽選会」では、例年の灘チャレンジの紹介、特設サイトに掲載している記事からの○×クイズ、事前に応募を募り、豪華景品が当たる抽選会が行われた。景品は、神戸牛(すき焼き用)、ハーゲンダッツギフト券など合計12人にプレゼントされた。応募総数は約50人だった。

 リアルタイムでコメントできるチャット欄では、参加者がクイズに回答したり、抽選会中に「当たりました!」、「おめでとう!」とコメントするなど、盛り上がっていた。このリアルタイム企画にも約50人が参加した。


(画像:オンライン灘チャレンジ特設サイトトップページのスクリーンショット。)

 副委員長の黒田柊真さん(工3年)は、「無事に開催できてほっとしています。例年とは形態が大きく異なる『灘チャレンジ』となりましたが、学生が主体となり、地域の方々に支えられながら創り上げたお祭りという点では例年のような『灘チャ』を受け継ぐことができたのではないでしょうか」と話した。新入生やOB・OGや地元の方からのアイデアやアドバイスで乗り切れたというのは、副委員長の堀田ちひろさん(済2年)。「震災の復興祭として始まりましたが、現役の実行委員はみんな震災を経験していない世代です。そんな世代は『震災を知ろう』『未来につなげよう』という姿勢が大事だと思う」と語る。

 委員長の松尾一篤さん(海3年)は、コロナ禍のオンラインならではの難しさ、課題があったという。「ネットで繋がるだけの関係では、メンバーの本意を読みづらく、なかにはオンライン開催に意義を感じず、(実行委から)抜けていくという選択肢をとったメンバーもいました」と振り返った。
 一方で、「震災を通して他者と繋がり、新たな関心をもって、まるで樹が枝分かれしながら大きくなっていくように繋がりが拡がっていくのが『灘チャ』。次の灘チャレンジにもぜひお越しください」と呼びかけている。

 オンラインのリアルタイム企画は終了したが、企画展示サイト(https://nadachallenge.wixsite.com/online-ncha)は今後も閲覧可能となっている。

【訂正】「災害用伝言ダイヤル117」とあったのは、「災害用伝言ダイヤル171」の誤りでした。また、「水道橋商店街」とあったのは「水道筋商店街」の誤りでした。訂正します。(2021年1月31日20時35分 編集部)





1月29日から順次公開 神戸大ロケの『心の傷を癒すということ』劇場版

2021-01-21 00:51:03 | ニュース
 去年NHKで放送された阪神・淡路大震災直後から被災地で活躍した神戸大卒の精神科医を描いたドラマ『心の傷を癒すということ』の劇場版がこのほど完成し、1月29日から順次全国で公開される。ロケが行われた神戸大六甲台本館もスクリーンに登場する。2月12日からはシネ・リーブル梅田、OSシネマズミント神戸などでも公開。



 ドラマ『心の傷を癒すということ』。阪神・淡路大震災直後から被災者の心のケアに奔走した神戸大OBの精神科医・安克昌(あん・かつまさ)さんをモデルにした作品で、ロケに神戸大六甲台本館が使用された作品だ。
 このほど再編集を行ない劇場版が制作された。

 神戸大でロケが行われたのは2019年10月。六甲台本館の1階102教室で撮影された。主人公・安和隆(柄本佑さん)の医学部生時代の授業のシーンで、 医学部精神神経科の中井久夫教授をモデルにした、永野良夫教授(近藤正臣さん)の講義や、教授に相談をし和隆が精神科医になることを決意するなど重要な場面。1分半のシーンだが、70分間にわたり撮影が行なわれた。


(写真:六甲台本館の1階102教室で行われたロケ。2019年10月20日)

 1月15日にはОSシネマズミント神戸で完成披露試写会が行なわれ、NHKエンタープライズ近畿の京田光広プロデューサー(企画担当)と、安達もじりディレクター(ドラマ版総合演出)が舞台挨拶をした。
 神戸で多く撮影が行われたことに関して、安達さんは「行く先々で、涙が出るくらいきれいな気持ちで協力いただいた。避難所のシーンではエキストラに300人ほどご出演いただいた。神戸の人と一緒につくらせていただいた」。また、京田さんは「自身神戸出身で、震災当時も3日3晩取材にあたっていたが、実は避難所には行ったことがない。参加いただいた300人(のエキストラ)の方々も、神戸で何らかの体験をしたわけで。でもあの時何もできなかったと思い続けていたのが、25年経ってこのような形で協力できたことですごく気が楽になったという方がいらっしゃって」と振り返った。


(写真:舞台挨拶をした安達ディレクター=左=と京田プロデューサー)

 折しもこの日は、日本でコロナウイルス初の感染確認がされてちょうど1年。ドラマ版放送時からコロナ禍が広がり始め、いまは「触れ合いたい、寄り添いたいと思ってもできない」世の中となってしまった。京田さんは「まさかこのタイミング(での完成披露試写会)とは…。当初はオンライン開催も考えたが、神戸の方々にはスクリーンを通して思いを届けたかった。やはり、こういう時だからこそ、多くの方々にメッセージを届けるべきだ、と安さんから言われているように思えて…」と感慨深げ。また、安達さんも「何を大事に、何を守っていくかをこれからも模索するのだろうが、いまできることを精一杯やっていきたい」と話した。


(写真:ビデオメッセージを寄せた主人公・安和隆役の柄本佑さん。)

 また、主人公・安和隆役を演じた柄本佑さん、和隆の妻・終子役を演じた尾野真千子さんからのビデオメッセージも寄せられた。柄本さんからは「神戸は自分の肌に合う、手の届く範囲に何でもある、とても暮らしやすい街」、「(ドラマ版に加え)またひとつ安さんのご家族にプレゼントできるものが増えたなと感じている」。また、尾野さんは「ひとりでも多くの方に見たこと、感じたことを伝えたくなるような、これからも受け継いでいきたくなるような作品。また、伝えていく人たちがいる、いてくれる、心強くなるメッセージが含まれていると思う」と話した。

 1月29日から順次全国公開。関西圏ではОSシネマズミント神戸やシネ・リーブル大阪などで2月12日から上映される。

《 『心の傷を癒すということ』劇場版》
●1月29日から順次全国ロードショー
<関西圏での上映開始日>
▽2月12日〜
 (大阪)シネ・リーブル梅田、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、109シネマズ箕面
 (兵庫)シネ・リーブル神戸、OSシネマズミント神戸、シネ・ピピア、塚口サンサン劇場、イオンシネマ明石、イオンシネマ三田ウッディタウン、イオンシネマ加古川
 (京都)京都シネマ
▽2月26日〜
 (兵庫)豊岡劇場

●出演者=
柄本佑、尾野真千子、濱田岳、森山直太朗、趙珉和、浅香航大、上川周作/濱田マリ、平岩紙/石橋凌、キムラ緑子、近藤正臣 ほか。
●あらすじ=
ジャズピアノはプロ級の腕前、レコードと読書をこよなく愛する“はにかみ屋”の若手精神科医・安和隆(柄本佑)。 自分の居場所を探し続ける青年時代を送ってきたが、明るい妻・終子(尾野真千子)と出会い、同じ在日としての悩みを共にできたことでようやく心穏やかな日々を送る。第一子が誕生した直後、阪神・淡路大震災が起きる。精神科医としてできることは何か…模索の日々が始まる。和隆は被災者に寄り添い話を聞き続ける中で、精神科医にできることは、被災者を治療することではなく、「治癒力を回復させる手助けをすること」だと気づいていく。その後、精神科医として見た被災地の様子を一冊の本にまとめ、学芸賞を受賞。明るい兆しが見えはじめた39歳のある日、がんが発覚する。
●精神科医・安克昌(あん・かつまさ)さん プロフィール=
1960年大阪市生まれ。神戸大医学部卒。神戸大附属病院精神科勤務を経て、神戸市西市民病院精神神経科医長を務める。阪神・淡路大震災直後、全国から集まった精神科ボランティアをコーディネートし、避難所などでカウンセリングや診療活動を行う。震災1年後に臨床報告としてまとめた著書『心の傷を癒すということ~神戸…365日~』(作品社)で第18回サントリー学芸賞を受賞。PTSD(心的外傷後ストレス障害)の若き研究者として治療活動に尽力したが、2000年12月、39歳でがんにより死去。共訳に『多重人格性障害 その診断と治療』(岩崎学術出版社)などがある。

●映画公式サイト=
https://gaga.ne.jp/kokoro/
●ドラマ公式サイト=
http://www.nhk.or.jp/drama/dodra/kokoro/

【おことわり】
この記事は、ニュースネット委員会のOBが取材しています。