
(画像拝借)
80歳の老人の状態で生まれたベンジャミンは年を追うごとに若返っていくという数奇な運命を背負いながら愛する人と逆行する時間を懸命に生きる物語です。
最後は赤ん坊になり死んでいくという普通の人間と正反対の人生を描いた映画です
9年前に見た映画ですが全く印象が違います
当時は斬新な内容と特殊メイクに目が行きファンタジー映画として内容を深くは見ていませんでした
9年が過ぎ自分も老いて改めて見てみたら・・
全く違う映画に感じました
人間は生まれて死んでいく
老いも自然な流れで平等に訪れる
しかしもしこの映画のように逆行するとしたら
それはあり得ない孤独を味わうことになる
「共に老いていく」という当たり前がすごく大切に思えた
それが9年前には感じられなかった不思議
これからも未知の老いの世界を進んで行かなくてはならない
どれだけの不思議を経験するのだろう?
一瞬一瞬の積み重ねでどんな出来事も永遠なんてないのだと頭でわかっていても本当に理解はできていないのかもしれない。ずっと変わらないと錯覚するのも人間です
深い映画だったんですね