明日は祖母の命日だ
生きていれば何歳だろう
今日は朝から祖母や伯父のことを考えていた
祖母も伯父も父も、もうみんな亡くなってしまったから、どういう生き方だったのか、知りたくても知れないんだけど
祖母は8年間自宅で寝たきりで、母がずっと自宅介護をしていた。
もちろん私も母の事をうんと手伝ったよ。
祖母は私のことを姉の名前で呼んでいた。
祖母は姉のことをとても可愛がっていたから、
祖母にとっては私のことを姉だと思っていたのだろう。
私はそんなこと全く気にもならなかったけど
祖母の最期は、日曜日
私と父と母に見守られながら
ゆっくりと息を引き取った。
5日間水も飲まずに眠っていて、
翌日日曜の朝、私は身支度を整えて、二階から一階に降りて
祖母のところに行った
父と母は台所にいて片付けをしていたから、
祖母の異変に気づいたのが私で、
私は慌てて父母を呼んだ。
私が気づかなければ、
というか、
祖母は私を呼んだよね
勘の強い素直な私はちゃんと祖母のところに行けたんだ。
最後は、私や父、母から水をもらって、棒の先の綿に含まれた水をごくんごくんと力強く飲んで、
いつ逝ってしまったのかわからないくらい
ゆっくりと旅だった。
人の生き方、死に方、
私は祖母から死んでいく、ということを見させてもらった。
私はいつも祖母のそばにいたから、
恩返しのように、見せてもらえたんだな、と思う。
それにしても、祖母の生き方もなんだか凄いから、
悪い部分もたくさんあったと思うから
死んで天国にはいないかもしれないけれど、
気の強さは私も祖母の遺伝子を引いているから
今日も明日も、祖母のことを想ってお茶とお線香を供えます。
祖母の死に方はすごかった。
あんなにエネルギーを持って死んでいく、
その姿を息子と嫁と孫一人に見せて逝くんだから
祖母の人生にとても興味があるよ
死んでしまったみなさんのこと
祖母もおじのことも、
私はいつもみなさんのことを想っているよ
ずっと
私が生きている間は
私は皆さんとともに生きてるよ