私自身は昭和48年のベビーブームと言われた時代の人間だから
受験というのは受験戦争と例えられるくらい厳しくて怖いものだった
でもその経験が自分の娘の受験に対して、良い力を発揮したと思っている。
息子はといえば
あの子は日本では中学までの学歴になっている
高校卒業の資格というのは、年をとってもやる気になれば取れると思ったから
考えて考えて、通信制ですら選択しなかった。
(本当はお金の問題だったのだが)
私はものすごくよく考えて、高校や大学は本人が大人になって必要なら自分で取ればいいと考えて
選択をしなかった。当時の息子は本当に頑張っていたから、余計な負担をかけさせるべきではないという判断もあった。
受験に向き合うのは、生きていく中でとても良い試練で機会だと思うが
息子はそれをしていない。
が、
今、ふと思った。
高校や大学という受験ではないが、それと似たような経験なら
いやそれ以上と言っても過言ではない
彼はずっとしてきたではないか。
14歳で親元離れて
ずっと一人で頑張ってきた。
今現在もだ。
自分の力で道をしっかりときり開いている。
可愛い子には旅をさせろというけれど、
あの子の場合は14歳で親元から離して
本当に良かったと思う。
勝手に成長してくれた。
彼には困難に対処できる、耐えうる精神の強さがあった。
周りの人にも恵まれた。
恵まれた、というのは
すごく嫌な人と、すごく助けてくれた人と
ほんと極端に、たくさんの人との出会いを経験している。
彼は人との付き合い方を、取り巻く環境と周りの人から常に学んでいっている。
本当に
すごいと思う。
そんな私は
ご先祖様に、
父に感謝して、
またお赤飯を炊いてお供えしよう。
ナムナム