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おいしくって嬉しい優しい気持ちになるようなお菓子を作りたい。
そんなわたしのお菓子の記録です。

フロリナ菓子工房

2023年10月05日 17時49分25秒 | フロリナ菓子工房



私は子供の頃、青いセキセイインコを飼っていました。

その青いインコはとても綺麗なコバルトブルーの色をした美しいインコで、私が10歳の時にスズメに混じって公園にいたのを捕まえたのが出会いでした。
(私はいつも青い鳥を探していました。一年間ずっと、いつも探していました。そうしたら10歳になる夏休み始めに出会いました。)

それから13年間、ずっとその青い鳥は私の側にいてくれました。

私はいつも寂しい気持ちを持った子供時代を過ごしていたのですが、
私は、いつも側にいてくれた私の大切な青い鳥のおかげで生きることが出来ました。

青い鳥は私にとって大きな支えでした。

そんな経験があり、私にとって青い鳥はとても大切な存在です。


フロリナ菓子工房というお店の名前のフロリナは、
1698年にフランス人のオーノワ夫人(1650-1705)という方が書いた『新妖精物語』を翻訳した『ロゼット姫』(東洋文化社 訳者 上村くにこ )のお話の中の
【青い鳥】に出てくる *フロリナ姫(フロリーヌ姫)* にちなんで決めました。

バレエの好きな人ならフロリナ姫のことを知っていると思います。

チャイコフスキー作曲のバレエ『眠れる森の美女』の中に出てくるブルーバードとフロリナ姫です。
このオーノワ夫人の書かれた物語が元になっています。

ブルーバード、フロリナ姫のバリエーションは有名ですが
その物語を知っている人は少ないと思います。
とても素敵な物語です。


『空より青い、私の小鳥、今すぐここに飛んできて』
フロリナ姫が、閉じ込められた塔の窓から愛しい青い鳥を呼ぶシーン
胸がキュッとなります。。。

魔法使いによって青い鳥に変えられてしまったシャルマン王子とフロリナ姫の物語。
フロリナ姫は、引き離されたシャルマン王子を探す旅をして、様々な困難を乗り越えて、
再会して二人は幸せになるお話しです。

↑ 左は2023年5月にメディア・ケアプラスから発行された 愛日まみさん著の
『プリンセス物語 フロリナ姫と青い鳥』
17世紀にオーノワ夫人の書かれた物語を現在に再話して下さっています。

右は1980年10月に発行された(東洋文化社 著者 オーノワ夫人 訳者 上村くにこ)
『ロゼット姫』
この中に【青い鳥】のお話が入っています。


私は幼少期、こういうお姫様が出てくるお話しの童話が大好きでした。
(伯父が買ってくれた絵本の『シンデレラ』とか大好きで毎日読んでいました)

フロリナ姫は青い鳥(シャルマン王)を探して旅に出て、数々の困難も乗り越えます。

その行動力や勇気、思いの強さ、青い鳥を想う気持ち、
いやあ、いくつになっても子供の頃と同じく胸が熱くなります(笑)

           《私にも青い鳥がいてくれたから》


愛と勇気と行動力のあるフロリナ姫にあやかって、
お店の名前を『フロリナ菓子工房』と決めました。

10月17日(火)にオープンするために準備しています。
焼き菓子とロールケーキのお店です。


体調のこともあるので、ゆっくりスタートさせます。
一人でもお客様が来てくださって、1個でも買って頂いたら、お店のスタートになるので、あまり気張らずに進めていこうと思っています。

























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