古森病院@福岡市博多区 病院管理者のブログ

ベイサイドプレイス近隣にある長期滞在型病院です。投稿記事は管理者の独自見解であり、医療法人の見解ではありません。

ケアマネ 実務研修2

2015-01-25 21:08:49 | 日記
古森病院@福岡市博多区です。

またしても、業界の話です。

先般、某所にて 二回目のケアマネ研修を受講しました。

二回目は、結構寝てしまい(笑)。。。座学は苦手です。
でも包括支援センターの方の話は実践的なお話で結構、面白かったです。
福祉畑に珍しく?熱い方であんな方ばかりだといいなあ~と思いました。
地域包括支援センターの能力は、本当に様々です。
支援センターの能力というか、個々人の資質の問題なのか、行政に何でも丸投げされて
オーバーフローなのか、自治体の高齢者福祉行政の姿勢に左右されるのか定かではありませんが。。。

福岡市の場合は、福岡市医師会が半分くらいの支援センターの運営を委託されており
結構、特殊だと思います。医師会の偉い先生もそう言っておられました。

以前、包括支援センターの方と話していて、「児相みたいなものでしょ。
児相みたいに虐待事例と思われる事例に対し、いろんな権限を持っているのですか?」と伺うと
「いえいえ。。」と言っておられました。まあ、子供は親権という問題がありますが、
大人にはありませんから、虐待事例は
大人の方が、措置入所とか成年後見の方向にまだ持って行きやすいでしょうが。。

今日の包括支援センターの方のお話によると、主治医との連携の敷居が高いことがあると
言っておられました。医師が急性期所属とかだと忙しいので、そうなるかもしれません。。
もっとも意識改革が進んでおり、開業医はもちろん若い人などは結構、協力的な人が多いのでは。。?と
思います。当院でも大学などから若い先生が当直で来られますが、亡くなった時など
ご家族が間に合わなければ、お揃いになられるまで死亡確認をずらしたりされています。
我々の若い頃は、正確な死亡時刻に拘って、亡くなられた時にご家族がおられなくても
確認時刻を記入することが普通でした。

午後には相談援助のお話でしたが、面接時の留意点が、外来診療時の留意点と
ほぼ同じだったので 驚きました。⑥以外はその通りです。

①安心して話せる雰囲気を短時間で作る。
②訴えの背後にあるものを考える。
③個別性を考慮する。
④緊急性を見極める。
⑤初回は受理面接と位置付ける。
⑥対処法の指示を急がない。
⑦必要とされる情報をわかりやすく伝える。
⑧今後の展開の目安を示す。

確かに、医療保健福祉分野でも応用できると言われていました。

また感想を書きたいと思います。

古森病院ホームページ http://komori-hp.cloud-line.com/



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