ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート71 古代奴隷制社会論」の紹介

2021-04-29 18:05:09 | 奴隷制社会
 はてなブログに「縄文ノート71 古代奴隷制社会論」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 マルクス主義の時代区分は「原始共産制→奴隷制→封建制→資本主義→社会主義」という単線的・一元的発展段階論ですが、「奴隷制社会=古代専制国家」説が成立しないことは、今やエジプトのピラミッド建設が奴隷によるものではないことが建設従事者の住区の発掘やパピルス文書から明らかとされ、インダス文明もまた「戦の痕跡や王のような強い権力者のいた痕跡が見つかっていない」ことが考古学者によって明らかにされ、春秋戦国時代以前の孔子が理想とした姫氏の周王朝も伝説や遺跡などから見ても同様であり、奴隷労働中心の専制国家の痕跡は伺われません。神山・天神信仰のピラミッドやメソポタミアのジッグラト(山信仰の聖塔)、灌漑・水害対策の大規模治水事業や都市防衛・防災の城壁、道路・運河整備などは奴隷労働ではなく、平民の共同労働によって造られたことが明らかです。
 スペイン・イギリス・アメリカなどの絶対王政・資本主義国の植民地支配とプランテーション農業こそが黒人奴隷制度を確立させたのです。
 このようなマルクスを含む白人至上主義の古代文明論に対し、アフリカ・アジア・原アメリカ中心の人類誕生と共同体文明を中心において世界文明史観の確立が、「拝金宗教・格差社会化・異常気象・新興感染症」などの転換期の今の時代にこそ求められます。その解明には、他民族の支配を受けることがなく独自の発展をとげた日本列島の縄文1万年とスサノオ・大国主一族による建国史が大きな役割を果たすことができると考えています。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族の建国が世界史のどのような発展段階にあたるのか、考えてみていただきたいと思います。雛元昌弘





□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/


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