ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート175 女偏が示す中国母系制社会」の紹介

2023-07-30 15:09:09 | 母系制

 はてなブログに「縄文ノート175 女偏が示す中国母系制社会」をアップしましたので紹介します。https://hinafkin.hatenablog.com/

 7月19日の縄文社会研究会・東京の公開講座の講演資料「縄文は母系制社会だった~『日本中央部縄文遺跡群』の世界遺産登録を考える」では、「漢字が示す母系制社会」として、「姓、地、女・男、卑・卑弥呼、魏・鬼・倭」字を紹介しました。

 その内容については、縄文ノート「90 エジプト・メソポタミア・インダス・中国文明の母系制」(210822)、「148 『地・姓・委・奴・卑』字からの中国母系社会論」(220827)でも詳しく分析していますので、参考にしていただければと思います。

 この資料作りの時には、基本字「始」字、結婚や出産に関わる「婚・婿・嫁・妊・娠」字、漢委奴国王の金印の「委・奴」字について分析が間に合わなかったので、今回、まとめて紹介しました。

 象形文字である漢字は、漢字分解を行うと、その漢字が成立した社会の考えを読み取ることが可能であり、表音文字にはない大きな利点があります。

 中国では春秋戦国時代の男が中心の軍国社会に入る前の孔子が理想とした周の農耕社会(男=田/力)は母系制社会であり、女偏の漢字は母系制社会の人々の考え方を示しています。

 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、海人族のスサノオ・大国主一族の米鉄交易と妻問夫招婚、八百万神信仰による百余国の「委奴国(ふぃなのくに)」の建国、大国主筑紫妻の鳥耳(オオヒルメ=大霊留女:天照を襲名)の11代目の卑弥呼(霊御子)の女王国・邪馬壹国(通称:邪馬台国)の通史解明、さらには八百万神信仰の世界遺産登録へ向けての参考にしていただければと考えます。 

 前回も書きましたが、『Scientific American』『Nature』『National Geographic』などにスサノオ・大国主建国について論文掲載する若手言語研究者の登場を期待したいところです。 雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

 ・『奥の奥読み奥の細道』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2017冬「スサノオ・大国主建国論1 記紀に書かれた建国者」(『季刊山陰』38号)

 2018夏「スサノオ・大国主建国論2 「八百万の神々」の時代」(『季刊山陰』39号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)

 2018夏「スサノオ・大国主建国論3 航海王・スサノオ」(『季刊山陰』40号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(『季刊 日本主義』43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

 ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

 帆人の古代史メモ          http://blog.livedoor.jp/hohito/

 ヒナフキンの邪馬台国ノート      http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

 霊(ひ)の国の古事記論       http://hinakoku.blog100.fc2.com/



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