KONASUKEの部屋

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カメノコテントウ20210416

2021年04月18日 | コウチュウ目
カメノコテントウ。
体長8~11.7mmと、大型のテントウムシです。

ここ数年、探していたんですが、なかなか撮影の機会に恵まれませんでした。
クルミハムシの幼虫だけを食べると思い込んで、さして多くもないクルミの木ばかり探していたんです。
今回、撮影したのは、ヤナギの林(畑?)。
前回掲載したコムラサキの幼虫探索の副産物です(笑)

付近では、ヤナギルリハムシがうじゃうじゃいて。
交尾している個体や

卵もありました。
クルミハムシの幼虫がいないこの時期、ヤナギルリハムシの卵を食べているのではないか、とも思えます。

そのすぐそばに、カメノコテントウの、オレンジ色の卵を見つけました。
ヤナギルリハムシが孵化する頃、カメノコテントウも孵化する、そんなサイクルなのかも知れません。

改めて「テントウムシハンドブック」(文一総合出版)を見直してみたら、
「ハムシ類の幼虫を捕食する。
エノキ、ヤナギ、クルミなどで見られる。」
とあります。
何のことはない。
勝手に探索対象を絞り過ぎていたのでした(苦笑)

人でも虫でも、相手の事を良く知らなければ。
反省(笑)

以前、幼虫の写真を撮っているハズなのですが、見つかりません。
見つけ次第、アップしたいと思います。

分類:コウチュウ目テントウムシ科テントウムシ亜科
体長:8~11.7mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:4~10月
          成虫で冬越し
エサ:クルミハムシ、ドロノキハムシ、ヤナギハムシ、ヤナギルリハムシなどハムシ類の幼虫など(成虫は卵も食べるらしい)
その他:国内産では最大級のテントウムシ。
    体は黒色で光沢がある。
    上翅の亀甲紋は赤色であるが、変化があり、黒化する個体もある。
    上翅の中央部が特に大きく盛り上がる。
    前胸背板の両側部は黄白色だが、死後黄色に変化する傾向にある。
    北海道産を別種ナガカメノコテントウとする説もある。
    ♀は一般的にやや大型だが、正確には腹端を精査する必要がある。
    国内のテントウムシで唯一、コウチュウ目を常食とする。
    広葉樹林や河畔林などのエノキ、ヤナギ、クルミなどの樹上で見られる。
    普通種だが個体数はそれほど多くなく、分布はやや局地的傾向。
    昼行性。
    捕まえると、胸の目玉模様から臭く赤い液体を出すため、血の涙を流しているように見える。
    擬死する習性がある。
    岩のすき間や樹皮下などで集団越冬する。
    ハムシ類のいる木の葉に、オレンジ色の卵を固めて産む。
    幼虫期間はおよそ2週間程度で、葉裏で蛹化する。
    テントウムシヤドリコバチ、テントウムシヤドリコマユバチ(成虫)、トビコバチ科(幼虫)、テントウムシヤドリバエ(卵)に寄生される。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
   テントウムシハンドブック(文一総合出版)
   かたつむりの自然観撮記
   虫ナビ
   TAKAO599MUSEUM
   BIOME
   北摂の生き物

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2 コメント

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Unknown (kazuyoo60)
2021-04-19 05:19:21
カメノコテントウにもヒメカメノコテントウにも出会っています。赤い卵とは知らなかったです。
返信する
kazuyoo60さんへ (KONASUKE)
2021-04-19 16:48:24
コメントありがとうございます。
肉食や菌食のテントウムシは、有り難いですよね。
あくまで人間の都合ですけど。
返信する

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