里見びいき

「歴史人」10月号に、「決定！戦国武将の最強ランキング」が載っている。
総合ランキングは、
１位：織田信長
２位：豊臣秀吉
３位：武田信玄
４位：毛利元就
５位：徳川家康
６位：上杉謙信
７位：伊達政宗
８位：島津義弘
９位：長宗我部元親
10位：北条氏康
で、まぁ、標準的かなって感じ。

ちょっと意外だったのは、７地域別の、関東のランキング。
里見家から二人もエントリーされ、8位に義弘が、10位にその父、義堯(よしたか)が入っている。

まぁ、私は里見びいきなので、嬉しいのだが。
小学生の時、「南総里見八犬伝」が好きだったし。
ファミコン版の「信長の野望・戦国群雄伝」から、里見様でプレイしてるしね。

もっとも、ランクインしたのには、全く根拠がないワケでもないみたい。
同誌の「戦国大名勝率ランキング」では、20位に里見義尭が入っている。
15勝9敗5分で、勝率5割1部7厘とのこと。
中々のものだ。

まぁ、里見が強大になれなかった理由は、下剋上の後の回復がうまくできなかった、ということなのだろう。
①当主と叔父が対立、叔父を討つ。
②「父の仇！」とばかりに、分家が本家を攻撃。
この際、兵力不足を補うため、不倶戴天の敵・北条家に援軍を乞う。
こうして当主におさまったのが義堯。
さらに、歴史は繰り返す。
③義弘死去。
④嫡男が幼少のため、義弘の弟、義頼が後見人に。
⑤義頼と義弘の嫡男が対立。
不満な家臣が離反。

戦国時代は、どこも似たり寄ったりだったとはいえ、二代続けてやっちゃあ、弱体化するわな。