KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

「三遊亭圓朝コレクション 幽霊画展」に行ってきました

2019年08月31日 | イベント
円山応挙「幽霊図」。

臨済宗「全生庵」で行われている(~8/31)

「三遊亭圓朝まつり」の一環として行われている

三遊亭圓朝コレクション
幽霊画展
に行ってきました。

KONASUKEは、幼少期~青年期、立派なオカルティストだったですよ。
幼稚園のスケッチブックの最初のページに、幽霊の絵(リアル系)が描いてある位にね。
幽霊画なんて大好物なので、不知火丸さんのブログで知って、行きたいと思ってたんですよ。

会場内は一種、異様な雰囲気で。
何となくですが、外より体感温度が低い気がいたしました。
場内は静まり返り、来場者による床の軋みだけが、不気味に響いておりました。

全生庵(ぜんしょうあん)について(全生庵のパンフレットより抜粋)
全生庵は、明治16年(1883年)山岡鐡舟が幕末維新の際、国事に殉じた人々の菩提を弔うために、富山国泰寺より越叟禅師を迎えて開山とし建立された寺です。

三遊亭圓朝(さんゆうていえんちょう)について(全生庵のパンフレットより抜粋)
三遊亭圓朝(1839~1900)は、幕末から明治にかけて落語界の大看板であると共に、「怪談牡丹灯籠(かいだんぼたんどうろう)」「真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち)」などの原作者としても広く知られています。
・・・中略・・・
全生庵開基・山岡鐵舟の導きにより禅をよく修し、その淵源を極め、
・・・中略・・・
「芸禅一如」の境涯に達した人物です。
全生庵に所蔵しております円朝遺愛の幽霊画コレクションは、円朝歿後その名跡を守られてきた藤浦家より寄贈されたものです。

なるほど。
円朝さんと鐵舟(てっしゅう)には、そんなつながりがあったんですね。
まぁ、怪談話を創作した円朝さんのインスピレーションの一つに、幽霊画があったのでしょうね。

幽霊画と言えば円山応挙。
今回の最大のお目当てもコレ。
何しろ、初めて足のない幽霊を描き、「幽霊には足がない」という常識を作ってしまったコトで有名なヒト。
しかし、この展示にて、衝撃の一言が!
「本物の円山応挙の『幽霊画』を、実際に観たという人に会ったことがない」
「円山応挙の『幽霊画』自体が、まさに幽霊のようなもの」
という趣旨のことが書いてあった!
展示された「幽霊図」も、円山応挙の作品だと伝えられているだけで、証拠はないらしい。
それにもかかわらず、足のない幽霊の代名詞とされる不思議?
真相はいずこ。

まぁ、それはともかく。
この「幽霊図」は表情が穏やかで、ふっくらとした輪郭、優し気な眼もと、どう見ても幽霊っぽくない。
何とも不思議な幽霊画なのです。

あ、ちなみに場内は撮影不可につき、画像は売店で買い求めたクリアファイルの写真です。

池田綾岡(いけだあやおか)「皿屋敷」
「いちま~い、にま~い・・・きゅうま~い・・・一枚足りない・・・」のお菊さんの話ですね。

鰭崎英朋(ひれざきえいほう)「蚊帳の前の幽霊」

松本楓湖(まつもとふうこ)「花籠と幽霊」
花籠の撫子をひっつかみ、撒き散らしとりますな。
極めて珍しい幽霊画だと思います。

ところで、「真景累ヶ淵」を描いた絵(作者は忘れた)では、鎌に切り取られた撫子、そして鎌に絡んだ髪の毛が描かれてましたが。
撫子の語源は、「ナデナデして可愛がる愛しい子」の意味だから、「愛しい我が子」の象徴として描かれているのかもね。

そして、自分へのお土産として買った💀髑髏の丁シャツと、幽霊画の栞。
どこに着て行く気なんだか(笑)

さて、今回、今年の「幽霊画展」が8/31までなので、「思い立ったが吉日」とばかり、電車に飛び乗ったワケなのだが。
周辺には他にも、面白そうなものが多数。

「お化け階段」

「井上円了記念博物館」

「ファーブル昆虫館(虫の詩人の館)」

「東都六地蔵」
の順に周ってみたかったんだけど。
途中、傘を何度も置き忘れたりして(笑)
行きつ戻りつしているうちに、「井上円了記念博物館」の手前で、痛恨のスマホのバッテリー切れ!
あぁ、もう!
電車の中で、ゲームなんかやらなければ!
&写真は全てデジカメにしておけば!
ナビだけならバッテリーが持ったかも知れないのに!
KONASUKEのバカ!
馬鹿バカばかぁ~っ!!!

ぜえぜえ・・・

というワケで(?)、次回、とりあえず「お化け階段」編やります。

追記:何か忘れてると思ったら・・・
全生庵の場所を載せていませんでした。
全生庵の場所はこの辺↓

これやんないと、記事が締まんない気がして(笑)

「三遊亭圓朝まつり」は、毎年8/1~31に行われている年中行事らしいので、見逃した方は、また来年、チャンスがありますよ。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
間に合いましたね! (不知火丸)
2019-09-01 21:08:41
KONASUKEさん、こんにちは。
幽霊画展、行かれたんですね。
子供の頃に本で見た絵の実物を間近で観るのって、
なかなかの感動モノですよね。
返信する
不知火丸さんへ (KONASUKE)
2019-09-01 22:20:02
コメントありがとうございます。
もうホントに不知火丸様・様様で(笑)
記事を見なければ行くこともなかったでしょう。
久しぶりに霊気を補充して、元気いっぱいです!(笑)
ありがとうございました。
円山応挙の幽霊画は、子どもの頃からの憧れですからねぇ。
間近に観られて、とても感動しました!
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