KONASUKEの部屋

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カザリバ交尾220613

2022年12月01日 | チョウ目
カザリバ。
一瞬、「どっちが頭?」って思ったんだけど。
どっちも頭でしたね。
交尾中です。

反り返ったキバ状の下唇鬚が、キバガ上科を雄弁に物語っています。
頭部・胸部~前翅の基半部は茶褐色。
細い銀色の縦筋が複数走っていて、銀色の毛のようです。
銀の横線を挟んで橙黄色帯があります。
ふ節、触角は白黒まだら。

この蛾は、頭部を中心に、回転しながら「踊る」ことが知られています。
目的は謎です。
真っ先に思いつくのがディスプレイ(求愛の誇示行動)ですが。
パートナーがやって来たという観察例はありません。
「葉の表面に斑点など何か異常を認めるとすぐに蛾の回転は遅くなり、その斑点に集中する」ことから、斑点は鳥の糞の一部(?)で、それを摂食しているのではないか、効率的に探餌するために踊っているのではないか、との推測もあるようです。
いずれにせよ、証拠不十分、彼らが踊る動機は、謎です。

①下唇鬚:キバ状に上反する
②頭部・胸部~前翅基半部:茶褐色
③銀色の縦筋:細く短い
④銀の横線
⑤橙黄色帯
⑥ふ節・触角:白黒まだら

別名:
フサガ
分類:
チョウ目キバガ上科カザリバガ科カザリバガ亜科
翅を広げた長さ:
8~11mm
分布:
本州、九州
平地?~丘陵?
成虫の見られる時期:
5~6月、8月(年2化)
幼虫で冬越し
エサ:
成虫・・・不明
幼虫・・・ネザサ、アズマザサ
その他:
前翅基半部にある銀白色線は短く細い。
(サッポロカザリバは銀白線が本種より僅かに長い。)
外縁に沿う銀白線は翅頂の白点と分離する。
成虫は葉上で、頭部を中心として回る「踊り」を踊ることが知られているが、目的は謎。
灯火にも飛来するようだ。
幼虫は食草に潜り、トランペットに似た形の潜孔を作る。
潜孔内で幼虫越冬する。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
虫ナビ
渓舟の昆虫図鑑
自然観察雑記帳
そよ風のなかでPart2
岐阜聖徳学園大学教育学部川上研究室
灰ヶ峰の蛾類と鳥類
あおもり昆虫記
花と葉っぱ
千葉県立中央博物館
蛾モス
Σこんちゅーぶ!
ガのダンス
カザリバ


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