読書物語335

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犬と私の10の約束

2008-03-28 23:59:45 | ほろりの本

表扉をめくったところにあった「10の約束」

これを読んだだけで、  

それは、小学校3年から就職するまで飼っていた犬のコロを思い出したから。

10の約束は、

1私と気長につきあってください。
2私を信じてください。それだけで私は幸せです。
3私にも心があることを忘れないでください。
4言うことをきかないときは理由があります。
5私にたくさん話しかけてください。人のことばは話せないけど、わかっています。
6私をたたかないで。本気になったら私の方が強いことを忘れないで。
7私が年を取っても仲良くしてください。
8私は十年くらいしか生きられません。だからできるだけ私と一緒にいてください。
9あなたには学校もあるし友だちもいます。でも私にはあなたしかいません。
10私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください。どうか覚えていてください、私がずっとあなたを愛していたことを。

9は、大学入って自分の生活が楽しくなってからはほとんど破ってる。

10は、いてあげられなかった

ほんとにダメな飼い主

 

わたしがとっても飼いたくって、お願いしたら、いい成績とったら飼ってあげると言われ、小学2年生なりに頑張りました。

成果あって、イチゴの紙箱に入って私のところにやってきました。

でも、子犬って鼻が短いのでブルドックだと間違えて、私は大泣き

その頃は血統書つきなんてみんな飼ってなかったから、もちろん雑種。

名前もころころしてたから、コロ・・・

 

でも、この本に出てくるソックスなんかより、ちゃんとソックスはいてました。

茶色だけど、4本とも全部そして尻尾と鼻の先も白。

結構毛並みも綺麗でよく褒められました。

 

柴犬よりちょっと大きいくらいだったけど、小学生の女の子より力があるので、いつも散歩の途中で綱を振り切って逃げられてました。

追いかけると逃げるけど、帰ろうとすると近くでからかうように走りまわって・・・でも絶対綱はつかまえさせてくれなかった。

「コロがにげたあ~」というのは近所でも結構有名だったらしい

 

飼い主に似るって言われるけど、ものすごい食いしん坊で、ご飯をいくらあげても落ちてるものまで食べてました。

ポテトチップの空き袋に頭を突っ込んで大騒ぎするのは当然。

あるときなんて、ずっと元気がないので病院に連れて行ってレントゲンまで撮ったのに、全く原因がわからない。

もう駄目なのかと思っていたら・・・。

なんと脇腹から竹串が突き出てきました

どうやらどっかで焼き鳥の竹串まで食べてしまったのが、自然に出てきたらしいのです。

出てきたあとは、それまでがウソのようにピンピン。

獣医さんもビックリしてました・・・

 

とってもいい子で、食べているものに触らないかぎり、うなりも噛みもしなくて、小さい子が尻尾を振りまわしても、困った顔をするだけでした。

女の人とかは「いい子ね!」って寄ってくるのですが、次の瞬間「きゃあ!」

必ずすごい勢いでスカートの中に頭を突っ込んで、匂いを嗅ごうとしてました 

 

 

今も犬は欲しいけど、私はほとんど家にいなくって、また寂しい思いをさせてしまうから、飼えないです。

 

そうそう、ストーリーはお母さんを亡くしたアカリとそれと前後して飼い始めたソックスとの交流の話。

どうやら実話らしく、話自体もいい話でした。