窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

トウネンの群れが次々にやってきています

2020-09-11 13:49:29 | シギ・チドリ

シギの仲間、トウネンが繁殖地から渡ってきだしたのが7月。野付湾の干潟に

根室海峡から群れで入ってきました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

        ★ トウネンの群れが次々にやってきます ★

秋の渡りの先駆けです。8月に入り、群れの数が多くなり、アマモの堆積した

泥炭の干潟に分散して降り立ちます。そのため生息数を把握するのが難しい。

おおよその数で、今週は多い、少ないとしかいいようなありません。

野付湾は広大なのです。トウネンはスズメほどの大きさでカウントするのも大変

なんです。ただ他のシギ・チドリに比べ、長い期間にわたり渡りが続きます。

9月に入っても群れを見ることができます。

8月には夏羽の赤錆色が目立ち、あざやかでしたが、9月に入り冬羽に変わる

褐色系の色が多くなり始めています。

泥土の干潟を好み、海面上昇で融けだした新しい干潟に進出してきます。栄養価

が高く、棲息するゴカイや他の生物が多いのでしょう。

私の姿に驚いて逃げて行っても、すぐに帰ってきて同じ場所で採餌します。生き

物が多く入り場所と少ない場所があるようで、いい場所では必ず独り占めしよう

とするトウネンがいます。

そこに入ってくる他の個体を姿勢を引くくして威嚇、攻撃します。激しく追い

立てます。追われたものは抵抗をせず、立ち去ります。そこに執着しないでも

食べ物が探せるからでしょう。