7月から姿を見せ、砂の干潟でエサを捕る姿をよく見たメダイチドリ。キョウ
ジョシギやキアシシギ、トウネンなどとよく見かけました。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ メダイチドリ ★
10月に入ったら、全くいなくなりました。記録をたどってみると9月6日が最後
でした。30羽前後の群れが干潟のあちこちで見られましたが、以後見かけなく
なりました。
思い起こすと8月末から9月の初めに見た場所は、野付半島の先に広がる砂浜で
した。歩いていると目先10mくらいから突然飛び出すのです。
100羽以上のメダイチドリが砂地の地上から、我慢の限界というばかりに飛び出
し、低空で海の方へ飛んでいきます。
普段なら大きく周り、降りていた場所の近辺に帰って来るのに、そのまま遠く
に飛んでいきました。
波打ち際に沿って低空飛行で素晴らしく早く、対岸へ向かい飛んでいくことが
ありました。
チュクチ半島やカムチャッカ半島などで局地的に繁殖するメダイチドリ。渡り
の最後になりそうな群れがやってきていたようです。あまり干潟に入らず、砂浜
に降りて休んでいます。
千島列島を南下してきた群れが一時的な休息するために砂浜に降りていたと考
えられます。
砂浜に降りて休むメダイチドリは砂の色に紛れ、ほとんど探すことが難しい。
完全な保護色と言っていいくらい、見事に同化しています。
見事な群れ飛行はメダイチドリの特徴です。おそらくハヤブサや他の猛きん類に
よく狙われるんでしょうね。
越冬地の東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドにすでに到着してる
かな。