カッコウの声が遠くから聞こえてきます。どうしてこんなに遠くまで響く声で
鳴くのか、毎年考えさせられます。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ カッコウとノビタキ ★
カッコウが来ると毎年畑の作付が始まります。陽炎が上がり、風景が揺らめき
ます。太陽熱は偉大です。
草原で林縁でカッコウが鳴きます。草原ではノビタキが高い木の上や野ざらし
の船の上に止まり、周りに注意を払っています。
ときどきジジジジジッとけったいな声を上げて飛び出して行きます。その行先
を探すとカッコウがいます。
エゾジカに皮を食され枯れてしまったナナカマドの木の枝に止まるカッコウ。
オスなのか、メスなのか、分かりませんが、ノビタキの攻撃対象になっています。
ノビタキが攻撃的になるのはきっと托卵されるからに違いありません。これま
でノビタキがカッコウのヒナを育てている現場を見つけたことはありません。
ただ、この時期に産卵する鳥はノビタキしかいません。