営巣地の周辺でヒナを育てていたタンチョウの夫婦が大きくなったヒナを連れて、
行動範囲を広げています。最近、中標津周辺は小麦やデントコーン、ソバと穀物を
栽培する農地が増えてきて、タンチョウの行動に変化をもたらしています。
おばんです。小太郎でごじゃります。
◆ タンチョウの親子 ◆
畑が増える前は二番草に発生するバッタを食べに親子や若き群れが集まっていましたが、
今は、刈入れが終った麦畑に集まっています。
ほとんどが4、5歳までの若きタンチョウです。春先から群れを作り、食べ物を求め
移動しながら生活しています。縄張りを持つ夫婦のタンチョウの攻撃をかわしながら
生活していた群れはこれぞとばかりに集まってきます。
なわばりを持つ夫婦のタンチョウも秋に入ると縄張り意識が薄れ、畑に来る若き群れを
さほど追いかける様子がありません。
夫婦もすでに自分たちと同じ体格になったヒナを連れ、畑にやってきています。群れに
混じることはありませんが、攻撃して追い出すことはありません。
かえって群れと一緒にいる方が、ヒナを狙う外敵からの危険が減るようで、ピリピリ
していません。多ければ監視の機能が上がり、突如襲われる危険がずっと減ると思えます。
タンチョウが集まるのは人の気配が少ない早朝です。のんびり、ゆったり、集中して
落穂から種を食べる様子は牧歌的で、いいものです。
しかし、警戒心は怠らず、私の姿、自動車の姿でゆったりと遠のいて行きます。安全な
距離をきちんと取るんです。
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