窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

雪原のユキホオジロ

2021-01-16 14:25:54 | 山野の鳥

根室地方も大雪になりました。すっぽり雪に覆われました。野付半島も雪だら

け。除雪が遅いので半島の先に行くのはたいへんです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

            ★ 雪原のユキホオジロ ★

積雪で困ったのは人ばかりではなく、生活する生き物すべて。湾内がすべて凍っ

せいでオオハクチョウやコクガン、カワアイサ、ホオジロガモ、ウミアイサも

いなくなりました。半島にいたコミミズクやハイイロチュウヒ、ケアシノスリ達

気配がなくなりました。

群れで飛びまわっていたハギマシコも探せません。空高く飛んでいくオオカワラ

ヒワは雪の中から出ている枯れ草に集まっています。

その中でユキホオジロの群れだけが残って生息しています。風当たりが強く、

雪が吹き飛ばされ地面が露出する砂浜に集まっています。

ユキホオジロが野付半島に執着して生息するのはハマニンニクが多いからでは

なく打ち上げられるアマモとの関係が深いようです。秋から冬になるころに打

ち上げられるアマモの枯れ草に集まってきます。よく観察しているとアマモの

小さな種を拾いだし食べています。菜種の種より小さいくて目立ちませんが、

量数が多い。

ユキホオジロが拾い上げ食べても、十分な量があるからです。

だからどこにいるわけでもなく海が荒れ、アマモがたくさん打ち上げられる場所

集まってきます。私も最近になりようやく理解できるようになりました。

今年も50羽以上が逗留しています。



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