野付湾の氷が割れはじめ、氷に通路のような亀裂が入り、広がって行きます。
ぱっくりと開いた小さな海面にいち早くやってきたのは、ホオジロガモです。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ ホオジロガモ 密集 ★
野付湾が全面凍っている間、ホオジロガモは外洋にいます。貝やエビが多い野
付半島周辺は彼らの越冬生息地としては好地です。
氷が張る前は早朝に外海から湾に飛んできます。いざ氷明けとなると真っ先に
飛んでくるのがホオジロガモ。遠くからカモたちが集まっている場所に氷の
上を歩いて接近します。
日中は零度を超しますが、夜はまだマイナス10度以下。氷はしっかりと硬く厚
く足元さえ確認して行けば近寄ることができます。
黒くなって見えた鳥の集団はホオジロガモたちでした。割れてできた細い水路
に集まり、食べ物を捕りに潜ります。2、3センチのアサリが多く、彼らにと
っては嬉しくてたまらない場所です。
アマモの中にはホッカイシマエビがいて、捕獲すればすぐに丸のみです。
観察していると氷の割れ目にはたくさんの魚やエビが集まり、とってもとって
もやって来るようです。頻繁に潜る姿にただただ感激。エネルギーをいただき
ます。
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