窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

ホオジロガモ密集

2021-03-11 20:18:27 | カモ類

野付湾の氷が割れはじめ、氷に通路のような亀裂が入り、広がって行きます。

ぱっくりと開いた小さな海面にいち早くやってきたのは、ホオジロガモです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

           ★ ホオジロガモ 密集 ★

野付湾が全面凍っている間、ホオジロガモは外洋にいます。貝やエビが多い野

付半島周辺は彼らの越冬生息地としては好地です。

氷が張る前は早朝に外海から湾に飛んできます。いざ氷明けとなると真っ先に

飛んでくるのがホオジロガモ。遠くからカモたちが集まっている場所に氷の

上を歩いて接近します。

日中は零度を超しますが、夜はまだマイナス10度以下。氷はしっかりと硬く厚

足元さえ確認して行けば近寄ることができます。

黒くなって見えた鳥の集団はホオジロガモたちでした。割れてできた細い水路

集まり、食べ物を捕りに潜ります。2、3センチのアサリが多く、彼らにと

っては嬉しくてたまらない場所です。

アマモの中にはホッカイシマエビがいて、捕獲すればすぐに丸のみです。

観察していると氷の割れ目にはたくさんの魚やエビが集まり、とってもとって

やって来るようです。頻繁に潜る姿にただただ感激。エネルギーをいただき

ます。



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