窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

コアオアシシギ

2019-08-17 15:01:19 | シギ・チドリ

シギ・チドリの秋の渡り、真っ最中です。北極圏地方の天候に寄りますが、各地域で繁殖を

終えた種が次次に渡ってきます。野付湾に寄ってくれる種、寄らない種、たまに寄る腫、様々

です。

おばんです。小太郎でごじゃります。

              ◆  コアオアシシギ  ◆

どれも興味があります。出会ったときにはできるだけ懸命に観察しようと心がけています。

コアオアシシギはたまにやってくる種。6年前に見つけたときは16羽の群れでやってきました。

コアオアシシギは干潟には出てきません。湿地の中の沼にやってきます。今年は水量が少なく

やってくる可能性あると思っていました。

予想どうりやってきましたが、1羽だけでした。昨今、シギ・チドリの減少が取りざたされて

います。立ち寄って行く環境が半世紀前から減少し、毎年シギたちの数が減少して行くのを

この目で確かめてきたので、1羽でも発見できればホットします。

コアオアシシギは相変わらず動きのきびきびしたシギです。セイタカシギに比べれば脚が

短いですが、他のシギに比べれば長く、スマート。体も引きしまり、細いくちばしをせっせと

泥の中に入れ、水の中の昆虫を食べていきます。

採餌姿勢は体を水平に保ち、お腹が水面すれすれになるまで深みに入ることができます。

真剣に水の中を探し、細いくちばしを差し込んで食べ物を捕っています。体は水平なので

抜き足差し足で歩くことができます。長い脚を後ろに引きやすく、ゆっくり歩くことが

できます。

急ぎ足、忍び足。どっちもできるキュートなシギです。1週間後にはいなくなっていました。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
もう冬羽? (藤田修二)
2019-08-17 20:43:37
コアオアシシギにはまだお目にかかったことがありません。図鑑だと夏羽は首から胸にかけて縦斑があるのですが、写真では白いですね。もう冬羽になっているのでしょうか。
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図鑑ほどではありませんが (小太郎)
2019-08-20 00:12:51
薄いですが縦縞が入っています。露出を開き気味に撮っているので、白さが勝っています。個体差があるみたいですよ。
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