エゾアカガエルが野付半島の湿地で鳴いていました。砂嘴と砂嘴の間にできた
湿地。すでにかわず合戦がピークを終えたようで卵塊がふっくら膨れています。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ エゾアカガエル、産卵 ★
野付半島のカエルたちは危険が多すぎます。タンチョウが来て狙います。オジ
ロワシが来ます。カラスも来ます。ウミネコも来ます。
特にタンチョウにはたくさん食べられているようです。エサが少ないこの時期、
タンチョウにとって自然からのプレゼントみたいなもの。
警戒心が強くなるはずです。近寄るとすぐに鳴き声を止め潜ってしまいます。
じっとして待ってみても出てきません。
北海道に棲むカエルはエゾアカガエルとニホンアマガエルのみ。1991年に染色
体数から独立種であることが分かり正式に学名を授けられました。
キャラララとかわいらしい声で鳴きますが、産卵の時期にしか鳴くことがない
観察しづらいカエルです。トノサマガエルに比べると静かなカエルです。
卵塊のゼラチンはすでにたっぷりと水を吸い込み、1個1個のたまごがハッキリ
しているので1週間前あたりから産んでいたようです。
息絶えたカエルが白くなってきたのから推定してみました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます