窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

エゾアカガエル、産卵

2021-04-21 21:09:41 | 根室の風景

エゾアカガエルが野付半島の湿地で鳴いていました。砂嘴と砂嘴の間にできた

湿地。すでにかわず合戦がピークを終えたようで卵塊がふっくら膨れています。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

           ★ エゾアカガエル、産卵 ★

野付半島のカエルたちは危険が多すぎます。タンチョウが来て狙います。オジ

ワシが来ます。カラスも来ます。ウミネコも来ます。

特にタンチョウにはたくさん食べられているようです。エサが少ないこの時期、

タンチョウにとって自然からのプレゼントみたいなもの。

警戒心が強くなるはずです。近寄るとすぐに鳴き声を止め潜ってしまいます。

じっとして待ってみても出てきません。

北海道に棲むカエルはエゾアカガエルとニホンアマガエルのみ。1991年に染色

体数から独立種であることが分かり正式に学名を授けられました。

キャラララとかわいらしい声で鳴きますが、産卵の時期にしか鳴くことがない

観察しづらいカエルです。トノサマガエルに比べると静かなカエルです。

卵塊のゼラチンはすでにたっぷりと水を吸い込み、1個1個のたまごがハッキリ

しているので1週間前あたりから産んでいたようです。

息絶えたカエルが白くなってきたのから推定してみました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿