窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

ヒナが待ってるよ。ハクセキレイの親、忙し。

2020-08-11 12:39:34 | 山野の鳥

ハクセキレイの親たちが干潟の草地に出てきて、忙しく歩き回っています。嘴

には小さな虫を集め、挟んでいます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

     ★ ヒナが待ってるよ。ハクセキレイの親、忙し。 ★

 

泥炭の草の間を小まめに俊敏に歩き、泥の上にいる小さな虫を捕まえています。

すぐに食べないところを見ると近くにヒナがいるのです。

ノビタキと違い、ハクセキレイのヒナは地面の草地に隠れ、親が来るのを待っ

ているはずです。親鳥の行動を見ていると灰色のヒナ鳥が動くのを見つけました。

尾羽がようやく5センチばかり伸びた、巣立ちしたばかりのヒナです。草陰に潜

み、じっとして時々鳴き声を出しています。親に居場所を知らせているのです。

動きません。羽の灰色が草色に紛れ、目立ちません。動かなければ、きっと探せ

ません。

見つけてから2、3分して親鳥がやってきました。周囲を見回し、カラスや他の

動物の気配がないのを確かめているのです。

草の間を素早く歩き、ヒナのところにやってきました。聞き取れませんがヒナが

か細い声を出しています。嘴の口角が黄色い。大きく開けるためにまだ筋肉が厚

く、弾力に富んでいるのです。

口を大きく開け、必死でもらった虫を飲みこんでいます。親はすぐに餌取りに近

場の泥地に行きます。効率よく、捕ったらすぐにヒナに与えられる場所にヒナを

連れてきて、待機させているのです。

その間、ヒナはじっと草の陰で動きません。観ていると、何回か給餌をすると、

親が促す合図を出し、ヒナが低く飛び、移動して行きます。

餌場を変えることで効率を上げているのだと思います。親も雛も大きくなるまで

必死でがんばってます。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
給餌 (ひさき)
2020-08-11 20:25:59
雛もこれくらいの大きさになると、餌の量も半端じゃなく、親も子も命がけで採餌・給餌をするんですね
無事に育ちますように
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Unknown (藤田修二)
2020-08-12 11:58:40
こちらのハクセキレイ雛は尾長く伸びて活発に飛び回っています。
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