野付湾の広大な干潟にアオサギが集まりだしました。茶志骨湿原や標津湿原周辺の森で
営巣しているアオサギたち。ヒナが大きくなり、大食漢になりだすと川の魚より野付湾
に住む大きい魚を求めてやっきます。
おばんです。小太郎でごじゃります。
◆ アオサギが干潟に集まりだした。 ◆
干潮で潮が引いて行きだすと、湿原の方からアオサギが1羽、2羽と飛んできだします。
時間が経ってくると5羽、8羽、15羽と群れになってきます。
海の上を飛んでくる群れもいて、一瞬、ペリカンの群れかと妄想してしまいます。
くちばしは大きくないけど首を曲げて飛ぶ姿、雰囲気が似ています。
水が引くとアマモが横倒しになり姿を見せます。アマモの緑色の広がりから浅瀬が広大
にあることが分かります。アマモの下にはギンポやカジカ、カレイなどの小魚が身を
潜めます。
魚が多く、獲りやすい場所には数多くのアオサギが集まってきます。砂地の干潟で窪地
になっているプールにはアマモが生え、魚が集まっているのです。
アオサギが増えてくると干潟の周辺にオジロワシがやってきて、砂浜に降り、観察を
始めます。良く見ているとアオサギがまばらにいるとオジロワシは動きません。しかし、
10羽、20羽とひとところに集まるとオジロワシが行動を起こします。
地面をけるように飛び立つと水面すれすれにアオサギの方へ向かっていきます。羽ば
たき、スピードを上げます。運が良ければ、飛び立って逃げ出す群れから動きの悪い
アオサギを見つけられるかもしれません。
病気になっている個体とか翼を傷めている個体とか、あぶりだすのです。大方は失敗
しますが上手くいくことがあるから繰り返すのです。
これから大きくなったヒナを連れてアオサギがやってきます。オジロワシにとり
チャンスが増えてきます。
怪我をしたりして、オジロワシに食料を提供することになる・・・
厳しい現実ですね