窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

トウネンの群れ、第一弾。

2019-07-17 20:01:42 | シギ・チドリ

さあ、始まりました。シギ・チドリの南への渡りが。すでに先発は2週間前に姿を見せ

ていましたが、群れになってやってきました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

        ◆  トウネンの群れ、第一弾。  ◆

トウネンの群れが70羽ほど。砂浜の海岸に降りて休んでいました。砂利の色に紛れ

保護色になっているので、飛ぶまでわかりません。意識して海岸を探さないと発見し

にくいのがトウネンです。

シベリア北東部やアラスカ北西部、北極海に面したツンドラ地帯で繁殖するトウネン。

短期間で繁殖し、他のシギ・チドリの仲間より早く渡りを始めます。秋は春より多くの

個体が野付半島では見ることができます。

シギの仲間では小型の種です。これから1000羽、2000羽が群れになり潮の引いた干潟に

集まっています。小型なので数が多くても目立ちませんが、じっくり見るとたくさんの

トウネンがいます。

まだ、赤さび色の繁殖羽色をしています。スズメほどの大きさなのに翼を広げると大きく

見えます。翼が細長く、スピードが速いので確認するのが大変です。



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2 コメント

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Unknown (エベキチ)
2019-07-18 16:34:57
いよいよ本格的な渡り鳥の季節なのですね。これだけの多くの鳥さんが集まるのは、よほど餌に恵まれた場所、大切な聖地ですね。
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トウネン (小太郎)
2019-07-18 23:45:59
地図でご覧になれば野付半島がカムチャッカ半島から千島列島沿いに南下してきたときの終点みたいなところだと分かると思います。中継地として野付湾の干潟はとても重要な宿場町みたいなものです。
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